ソーシャルレンディングの「元本割れリスク」を減らす方法 (写真はイメージです/PIXTA)

投資を行うにあたって、元本割れは避けては通れないリスクであり、ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)でも、元本割れは考えられるリスクのひとつといえます。ソーシャルレンディングの元本割れを、なるべく回避するためにはどうしたらよいのでしょうか。株式会社バンカーズが解説します。

「元本割れリスク」を減らすためにできること

分散投資する

投資の基本中の基本ともいえる「分散投資」。その名の通り、一極集中して投資せず、様々な投資商品に分散して投資を行うことを指します。

 

ソーシャルレンディングでも分散投資は、元本割れのリスクを減らす有効な方法です。ひとつのファンドに一極集中して投資していた場合、デフォルト(貸し倒れ)が起きた場合のダメージが大きくなります。

 

いくつかのファンドに分散投資していれば、ひとつのファンドがデフォルト(貸し倒れ)を起こしても、ダメージは最小限で済みます。大切な資産を守り増やすためにも、元本割れのリスクは最小限にしたいもの。ソーシャルレンディングでも分散投資がおすすめです。

 

利回りが極端に高い案件は避ける

ソーシャルレンディングの魅力のひとつに、利回りの高さが上げられます。高いものでは7%を超えるファンドも珍しくありません。定期預金の金利が、高いものでも0.2%程度と低い昨今、ソーシャルレンディングの利回りの高さは魅力的です。

 

しかし、利回りが極端に高いファンドはあまりおすすめできません。「利回りが高い=それ相応のリスクがある」からです。

 

内容や安全性がしっかりしており、投資家から人気の高いファンドであれば、低い利回りでもファンドは売れます。利回りの高いファンドはリスクも高い=元本割れのリスクも高いと認識しておきましょう。

 

担保付きのプロジェクトに投資する

ソーシャルレンディングのファンドのなかには、担保が設定されているプロジェクトも珍しくありません。デフォルト(貸し倒れ)が起こったとしても、担保を売却することで元本を捻出するのです。

 

ファンドの詳細が書かれたページなどを確認すれば、担保がついているのかどうか、評価額がいくらなのかを確認できます。担保の評価額がファンドの募集額より高い場合は、より安心して投資できるといえるでしょう。

 

ソーシャルレンディング会社のなかには、担保の評価額の80%程度に募集額を設定している会社もあります。万が一デフォルト(貸し倒れ)が起こっても、投資家の元本を守るためです。

 

そのような設定を行っている会社なら、より安全にソーシャルレンディングで投資が行えます。ソーシャルレンディングでファンドを選ぶとき、担保付きかどうかを基準のひとつとすれば、元本割れのリスクを減らせるでしょう。

 

短期間のプロジェクトを選ぶ

景気や世界情勢などの影響を受けるため、投資期間が長ければ長いほど、融資先の環境が変動する可能性は高くなります。

 

長期間のプロジェクトは利回りが高いケースが多く、魅力的に感じるでしょう。しかし、長期間になればなるほど、良好に融資先の運営が進むこともあれば、反対に運営状況の悪化によって元本割れのリスクが高まることもあります。

 

ソーシャルレンディング案件で長期に安定運用されるという見極めが出来ない場合、短期間のプロジェクトを選ぶのをおすすめします。

 

信頼度が高い会社の案件を選ぶ

元本割れのリスクを減らすには、上場企業など信頼度の高い会社を選ぶのがおすすめです。

 

ソーシャルレンディングの会社は多岐にわたり、様々な特徴を持った会社があります。ファンドの組成にあたり、会社ごとのスタンスや、情報開示の詳しさなどを確認しながら、信頼できる運営会社かどうかを見極めることが大変重要です。

 

さらに投資家からの評判や、今まで発売したファンドの実績などもしっかり確認し信頼度の高い会社を選びましょう。

 

元本割れリスクが少ない案件を選ぶことが大切

ソーシャルレンディングだけでなく、投資の世界では避けて通れない、元本割れというリスク。ゼロにすることは難しいですが、元本割れのリスクを下げることは可能です。

 

ソーシャルレンディングでは

 

・分散投資する

・利回りが高い案件は避ける

・担保付きのプロジェクトに投資する

・短期間のプロジェクトを選ぶ

・信頼度が高い会社の案件を選ぶ

 

ことにより、元本割れのリスクを下げられます。

 

大切な資産ですから、安全にそして着実に育てていきましょう。

 

 

株式会社バンカーズ

 

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    バンカーズは、貸金業者としての歴史を有する泰平物産株式会社を母体とし、2019年に現社名に変更。第2の創業期として、金融機関、IT業界の出身者が参画し、「その投資は、日本の未来へ」をフィロソフィーに、2020年12月に融資型クラウドファンディングサービス「Bankers」を開業しました。これまで不動産や診療報酬を中心としたファンドを組成し、分配遅延・貸し倒れは0件です(2022年8月末日現在)。


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    著者紹介

    連載終わらない低金利時代…「融資型クラウドファンディング」が注目される理由

    ※本記事は、株式会社バンカーズ(Bankers)のコラム「Bankersノート」より抜粋・一部再編集したものです。

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