(※写真はイメージです/PIXTA)

多くの人が、他人とのコミュニケーションに関して「自分から声をかけられない」「声が通らない」「人前で話すのが苦手」といった悩みを抱えています。本連載では、元アナウンサーでスピーチコンサルタントの阿部恵氏が、著書『1日1トレで「声」も「話し方」も感動的に良くなる』から、声や話し方を改善するための、誰でもできる簡単なトレーニングについて解説します。

「間」は話し手と聞き手のどちらにもメリットがある

では、「間」は、どのように使ったらいいのでしょうか。

 

例えば、テレビのインタビュー番組を想像してみてください。

 

次の1. と2. だったら、皆さんはどちらがワクワクするでしょうか?

 

1. 今日は特別ゲストが来ています。エンゼルスの大谷翔平選手です。

 

2. 今日は特別ゲストが来ています。・・・(間)・・・エンゼルスの大谷翔平選手です。

 

2. のほうが、ワクワクと惹きつけられますよね。

 

「誰? 誰?」と、聞く側も考える時間があるからです。

 

「間」は、話し手のみならず、聞き手にとっても、理解をしたり、ワクワクしたりするための時間なのです。

 

「間」は、一番伝えたい言葉の前でとるようにしてみてください。その後の言葉がぐっと強調されて伝わります。

 

話し慣れていないと、「間」ができることが怖いという方もいるでしょう。でも大丈夫です。聞いているほうはまったく気にしていません。むしろ、話を理解する時間でもありますので、ありがたいのです。

 

どうぞ間を怖がらずに使うようにしてみましょう。

 

【今日の1トレ】

伝えたい言葉の前で「間」をとる

 

例)「今日のお昼当番は(間)、山田さんです! よろしくお願いします!」

 

イラスト:坂木浩子
[図表1]間をとって話すことのメリット イラスト:坂木浩子

 

 

阿部 恵

合同会社Confill

代表

 

1日1トレで「声」も「話し方」も感動的に良くなる

1日1トレで「声」も「話し方」も感動的に良くなる

阿部 恵

日本実業出版社

1日に1つのトレーニングを続けるだけで、 ・声が通るようになる ・伝わる話し方になる ・感じのいい話し方になる! ●声と話し方の悩みを解決します ・声が小さくて… ・なぜか声が通らなくて… ・いつもうまく話が伝…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録