(※画像はイメージです/PIXTA)

優秀なリーダーは、「部下が成長できる“場”」をつくり、「強いチームを育てる」ことができる。実業家、投資家、映画プロデューサーなどさまざまな分野で多角的に活躍し、チームで結果を出し続けてきた嶋村吉洋氏が語る「リーダーの極意」とは?

上司は隙があった方が愛される

人は、すべての点で負けている人との関係を長く保つことができません。人はすべての点で負けている人と一緒にいると、劣等感を感じますし、近づきにくいですし、息苦しいのです。

 

自分で自分を崩せない人は、まわりにうまく料理してもらってください。その場合、料理されているときは、1ミリでも嫌な顔をしてはいけません。部下は上司の顔をよく見ていて、「ここは笑っていいのか」など判断します。

 

リーダーであるあなたは、笑いながら部下の料理を受け入れてください。

 

リーダーが完璧な自分をつくろうと躍起になることは、あとあと自分を苦しめることにつながります。

 

隙があったほうが愛されるのです。

 

完璧だと思っていたのに、実は私服がダサい。完璧だと思っていたのに、実は自宅が散らかっている。完璧だと思っていたのに、まったく英語が話せない。

 

部下が想像している「完璧なあなた」と「現実のあなた」に、いい意味でのギャップが生じた際に人は親しみを感じるのです。

 

私は私服がダサいよ、自宅は散らかっているよ、英語が話せないんだとか、完璧ではない自分を部下に意図して伝えることによって、「完璧なあなた」と「現実のあなた」の両方を認識してもらえます。

 

あえて上司がだらしない部分を見せることで、かえって部下たちが「自分たちがしっかりしないといけない!」と一致団結することも往々にしてあるのです。

 

完璧な自分を演出するのはいますぐやめ、相手に勝たせるポイントをつくったコミュニケーションを心がけて、部下から愛される上司になりましょう。

 

嶋村 吉洋

実業家

投資家

映画プロデューサー

 

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    ※ 本連載は、嶋村吉洋氏の著書『うまくいくリーダーだけが知っていること』(きずな出版)から一部を抜粋し、再構成したものです

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