(※画像はイメージです/PIXTA)

優秀なリーダーは、「部下が成長できる“場”」をつくり、「強いチームを育てる」ことができる。実業家、投資家、映画プロデューサーなどさまざまな分野で多角的に活躍し、チームで結果を出し続けてきた嶋村吉洋氏が語る「リーダーの極意」とは?

部下のやる気を引き出す、2つのポイント

どの組織においても言えることですが、上の指示は、リーダーであるあなたのフィルターを通じて、部下には伝わっていきます。

 

要は、あなたの噛み砕き方が重要となってくるのです。

 

では、どのように伝えていくと、部下はやる気になっていくのか。次の2つのことが大切です。

 

  1. まずは、全体像を伝える
  2. 次に、いい事実を共有する

 

では、この2つの噛み砕き方のポイントを説明したいと思います。

1「全体像を伝える」

まずは、1の「全体像を伝えること」です。

 

目的やビジョン、グランドデザインを共有していることで、何のためにやっているのかが明確になり、部下のモチベーションは上がり、生産性が高まります。

 

また、全社の何パーセントの売り上げを担っている部署なのか、全社から見た役割などを伝えてあげることで、さらに貢献しようというマインドが高まります。

2「いい事実を共有する」

次に2の「いい事実を共有すること」です。

 

私は、この社内広報を徹底してきました。社員が、自分の所属しているチームをどう見ているかはとても大切です。

 

「自分たちのチームは絶好調だ」「爆伸びている」「仲間が次々と達成している」このように、いい情報をどんどん流すことで、いい事実を共有することになります。

 

それによって、いい前提がどんどん広まり、帰属意識が高まり、組織が活性化されていくのです。

 

特にリーダーであるあなたがやることは、「上層部との会議で、社長がうちの部署のことをよくがんばってるとほめていたよ」「ついに、うちの会社でも、〇〇がスタートするらしいよ。また伸びるね」など、上からのいい情報を、どんどん積極的に部や課に持ち帰って、発信していくことです。

部下に勝たせるポイントをつくる

上司であるあなたが部下から好かれるために必要なこと。それは、上司であるあなたが、部下に何かの分野で必ず負けることです。

 

部下があなたとやりとりするときに、「自分は上司の〇〇さんより×××では勝っているな」というポイントをつくってあげるのです。

 

次ページ完璧な上司は部下がついてこない

※ 本連載は、嶋村吉洋氏の著書『うまくいくリーダーだけが知っていること』(きずな出版)から一部を抜粋し、再構成したものです

うまくいくリーダーだけが知っていること

うまくいくリーダーだけが知っていること

嶋村 吉洋

きずな出版

カリスマ経営者、初の出版! 10代で起業、実業家、投資家、映画プロデューサーなどさまざまな分野で多角的に活躍し、 現在は投資家として活動する、実業家・投資家の嶋村吉洋が語る「リーダーの極意」。 チームとは、自分…

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