「たし算とは何か」子どもに説明できるか?「順序を入れ替えても成り立つ」のには理由があった

「たし算とは何か」子どもに説明できるか?「順序を入れ替えても成り立つ」のには理由があった
※画像はイメージです/PIXTA

AI技術が飛躍的な進化を遂げ、小学校でも「プログラミング教育」が始まりつつある昨今。私たち大人はどのようにしてこの時代に対応していけばいいのでしょうか。今回は、「たし算の順序を入れ替えても答えが変わらない」という一見当たり前のように思える法則について、詳しく解説します。本連載は、福山誠一郎氏の著書『中学数学でビジネスのあらゆる問題を解決する!』(さくら舎)から一部抜粋し、お届けします。

 

小学1年生へのたし算の教え方

小学校では、たし算を教える時に、“あわせる”という表現で教えることがあります。例えば、父親からアメ玉を3個、母親からアメ玉を2個もらう時の合計を計算する場合に、3と2をあわせて3+2=5と計算することを学びます。

 

この場合、被加数を父親からもらうアメ玉にするのか、母親からのものにするかで迷うかもしれません。しかし、交換法則が成り立つたし算では、どちらを被加数にしても答えは同じです。交換法則が成り立つので、被加数と加数を意識することなく計算できるのです。

 

小学1年生に、たし算とは被加数に加数をたすもので、交換法則が成り立つという説明をするのは難しいので、“あわせる”という表現は妥当だと思いますが、皆さんは、被加数に加数を加えるというたし算の意味や交換法則をしっかりと理解しましょう。

 

加法の交換法則

 

「たし算の順序を入れ替えても答えが変わらない」という当たり前と思えることにも、「交換法則が成り立つから」という理由があるわけですね。

 

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