お金に困らないためには、お金を「上手に稼ぐ」・「減らさない工夫をする」・「賢く貯める」という3つの柱が重要であると、企業経営コンサルティングを行う、（株）プレジデンツビジョンの代表取締役・石原尚幸氏は指摘します。3つの柱を実践するうえで身につけるべき考え方、方法について著書『父が子に伝える 13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方』から、親と子どもの対話形式で、分かりやすく解説します。
競争に勝つことでお金を稼ぐという道は、たしかにある。
でも、競争に勝てる人は世の中にどれくらいいるかと考えたときに、一握りしかいない。
では、競争に勝てない残りの人はお金を稼ぐことはできないのか？
テレビや雑誌に出てきた人を見ていると、そんなイメージがわいたりするけれど、父さんが出会った成功者はそれとは少し違う。
「あれ、この人、こんなに優しそうで大丈夫なのか？」
という人が、めちゃくちゃ稼いでいたりする。
なぜこんなことになるのだろうか？
それは、「競争に勝つ」ことと、「お金を稼ぐ」ことは必ずしもイコールではないからだよ。
勉強の世界では、人より1点でも多く点を取り、人に勝つことが求められる。
でも、ビジネスの世界では、人に勝つ必要はない。むしろ逆。人とは戦わないほうがいい。二つの軸で考え、自分オリジナルの軸を見つけ、価格競争のないポジションで自分を高く売り、お金を稼ぐ。
これが正解なんだよ。
石原 尚幸
株式会社プレジデンツビジョン 代表取締役
イラスト／瀬川尚志
連載子どもに伝えたい！お金に一生困らない3つの考え方
※本連載は石原尚幸氏の著書『父が子に伝える 13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方』（三笠書房）より一部を抜粋・再編集したものです
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