(※画像はイメージです/PIXTA)

国税庁は2022年10月21日、国税の「スマホアプリ納付」を12月1日から開始することを公表しました。本来1月から導入されるはずでしたが、諸般の事情により延期されており、ようやく実現することになります。本記事では、その概要について、現時点で判明していることをお伝えします。

スマホアプリ納付とは

スマホアプリ納付とは、「国税スマートフォン決済専用サイト」から、納税者が利用可能なキャッシュレス決済を選択して納付する手続です。

 

国は国税の納付についてキャッシュレス化を推進しており、現時点でキャッシュレス納付の方法として「ダイレクト決済」「インターネットバンキング」「クレジットカード納付」「振替納税」があります。

 

「スマホアプリ納付」もその一環として、2022年1月からの導入が予定されていましたが、新型コロナウイルス禍のなか、決済専門サイトを運営する事業者の選定が間に合わず、延期になっていました。

 

結局、GMOペイメントゲートウェイ株式会社が運営者となり、12月1日からサービス開始となりました。

スマホアプリ納付の特徴

スマホアプリの主な特徴は以下の通りです。

 

・決済手数料が無料

・原則としてすべての税目が納付可能

・一度の納付の上限金額は30万円

 

◆決算手数料が無料

最大の利点は、決済手数料が無料だということです。他のキャッシュレス納付の方法はすべて手数料がかかりますので、このメリットは大きいです。ただし、クレジットカード決済と異なり、ポイントがつくかどうかは現時点では不明ですので、場合によってはクレジットカード決済を選んだほうが有利になることがあります。

 

なお、領収書は発行されません。

 

◆原則としてすべての税目が納付可能

原則としてすべての国税が納付可能です。ただし、印紙の貼付が必要な場合等は対象外です。

 

◆上限金額は1回あたり30万円

1回の納付における上限金額は30万円です。この点については、さらに、スマホアプリの利用上限枠も問題となります。

 

金額の上限が限られているのはネックではありますが、今後、利用状況等をみて変更される可能性も考えられます。

 

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