「メールは出したのですが返事が来ません」と言う部下には「厳しく指摘せざるを得ない」ワケ (※写真はイメージです/PIXTA)

JFA国際部コンサルタント、松永隆氏の著書『ビジネスパーソンのための超実践的交渉術 ⽇本⼈の交渉のやり⽅』より一部を抜粋・再編集し、海外とのビジネス交渉に用いるべき「SNS」について解説していきます。

Eメールでのコミュニケーションに依存しすぎな日本人

そういう負の感情が芽生えそうになったら、いち早く双方向のコミュニケーションができる対面、電話、WEB会議にて話し合い、けりをつけて前に進むのがビジネスパーソンのあるべき姿ではないでしょうか?

 

また、相手が直ぐに答えられる情報を得たい時や、相手から早く返事をもらいたい時の催促などはコール&レスポンスのスピードに優れたSNSの方が効率的です。

 

しかるに未だにEメールでのコミュニケーションに依存しすぎている例は枚挙にいとまがありません。

 

よく観察していると電話やSNSを使えば30分ですむことを、Eメールの返事を2~3日待ってようやく次のステップに進んでいる人を見かけます。確かにEメールは電話などに比べれば相手の邪魔にならないという利点があり、特に目上の人や多少緊張を伴う重要なお客様向けは送信しやすいということがあるのかもしれません。

 

ただ、ある程度個人的な関係が深まればよりスピード感があるSNSを使うべきだし、逆にSNSでやり取りができる様な関係を早く築く努力をするべきだと思います。

 

 

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松永 隆

 

1983年 一橋大学法学部卒業。

住友商事㈱に20年間勤務。中国、米国、カナダにて海外勤務を経験。

帰国後、夢であったサッカー界に転職することを決意。

2004年 公益財団法人日本サッカー協会(JFA)に入局。以後国際部部長、国際部担当部長として勤務。

2020年 退職後もJFA国際部コンサルタントとしてサッカー界に関わり続ける。

2021年 広島経済大学 経営学部スポーツ経営学科教授

JFA公認C級ライセンスコーチ、合気道初段。

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    著者紹介

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    ※本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『ビジネスパーソンのための超実践的交渉術 ⽇本⼈の交渉のやり⽅』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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