(※写真はイメージです/PIXTA)

資格試験では、得意だと安心して勉強から離れた科目の点数は、急激に低下します。実務でやっていると油断せず、問題演習と暗記事項の徹底を図る必要があります。46歳で社労士試験に挑戦し、50代から実務を経験した佐藤敦規氏が著書『45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。

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勉強不足で手ごたえが感じられない

■スケジュール通りに勉強が進まなかった場合の対策

 

仕事や家族の都合、あるいは自分自身の体調の問題などで、計画通りに勉強が進まないこともあります。さらに学習時間が足りていても手ごたえが感じられないこともあります。それぞれの状況について対処法を見ていきましょう。

 

①学習時間が不足している

1ヶ月で60時間勉強する計画だったが、事情により40時間しか学習できなかったケースでは、翌月以降、学習時間を増やさなければなりません。その場合、翌月に20時間増やすよりは、10時間ずつ増やすのをお勧めします。遅れた分を取り返そうと急激に学習時間を増やすと体が疲れたりして息切れを起こしてしまう恐れがあるからです。

 

直前の1ヶ月以外は無理しないほうがよいです。ただ予定よりも勉強できない月が2ヶ月以上続くのであれば、計画を見直さなければいけません。方法は、教材を減らすことです。色々な教材に手を出してどれも中途半端になるのは避けましょう。

 

②手ごたえが感じられない

予定通りの時間をかけても理解があやふやだ、記憶したことを忘れてしまう、過去問をやっても歯が立たないなど、合格するイメージが湧かない場合もあるかと思われます。

 

新しく学習するわけですから、よほど地頭がよい人以外、勉強がスムーズにいかないのは当然です。学習の途中で思うように理解できなくても、一通り終わると知識がつながり理解できることもあります。とはいえ、不安で手につかないという人もあるでしょう。次の方法を試してみましょう。

 

・方法を変えてみる


スクールや通信講座を取っているような人は、予習でテキストを読むのをやめ、白紙の状態で講義を聴いてみるなどしてはいかがでしょうか。

 

たとえば、民法や年金、税法などテキストを一読して理解できる人は少数です。難しいという先入観を持って身構えてしまうと、講義を聴いても頭にすんなりと入らなくなります。また過去問などの問題演習の1回目は、解こうとせず解答を読むなどの方法もあります。

 

・他人の話を聞いてみる


合格者に勉強法を聞いてみるのも一つの方法です。スクールに通っていなくても、会社、友人、親戚などでなにかしら働きながら資格試験に合格した人はいるのではないでしょうか。

 

①と②に共通していえることは、来年合格すればよいという気持ちにならないことです。最初から2年計画にしてしまうと2回目でも合格できず、長期戦に突入してしまう恐れがあります。

 

勉強時間を確保できれば、直前期で急激に伸びる可能性があります。学習時間が大幅に不足している人は、2年計画にするのもありかもしれませんが、その場合でもすべてを中途半端にするのでなく、なにか一つだけ完璧に終わらせましょう。

 

スクールに申し込んだのであれば、講義だけは出席する。独学の人は、過去問だけ一通り解いてみるという具合です。なぜなら、2回目以降の勉強法の指針が立てられるからです。

 

スクールの講義を受けてあまり点数がとれなかった場合は、独学にして問題演習中心とする。独学で過去問は終わらせたが点数が足りなかった場合は、スクールに申し込むなど、対応策が明確となります。

 

佐藤 敦規
社会保険労務士

 

 

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本連載は佐藤敦規氏の著書『45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、再編集したものです。

45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法

45歳以上の「普通のサラリーマン」が何が起きても70歳まで稼ぎ続けられる方法

佐藤 敦規

日本能率協会マネジメントセンター

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