(※写真はイメージです/PIXTA)

相続には十人十色の事情があり、場合によっては家族や親族同士の関係を壊してしまうこともあります。そうした事態を避けるためにはどうすればよいのでしょうか。相続に必要な知識や相続を円満に進めるコツについて、相続・終活に関する情報を発信するwebサイト『円満相続ラボ』の記事から、一部編集してお届けします。

家の相続放棄は専門家に相談するべき? 家の相続放棄のメリット・デメリットまとめ

(※写真はイメージです/PIXTA)
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実際に居住していなくても、家を所有しているだけで管理費や固定資産税がかかります。相続放棄するメリットはこれらの費用がかからなくなることです。

 

一方、相続放棄ではプラスの財産も含めてすべての財産を放棄しなくてはいけないのがデメリットです。また、ケースによっては、相続放棄しても管理費用や手間が発生する場合があります。

 

相続放棄は、家庭裁判所に必要書類を提出することで行えます。手続き自体はそれほど難しくないので、自分でも簡単に申請できると思う人も多いようです。

 

しかし、相続放棄した原因が詐欺や脅迫によるものの場合、相続人が未成年者で法定代理人の承諾なしに放棄したケースなどでない限り、撤回することができません。また、手続きを誤ると挽回することが難しく、かえって多額の出費を要してしまうことがあります。

 

弁護士などの専門家に相談すれば、相続放棄の手続きだけでなく、相続財産の把握や債務の調査を依頼することが可能です。

 

さらに、相続放棄したいけれどその家には住み続けたい場合、その家を買い戻したり、相続の限定承認といった手続きによって対処したりする方法もありますが、手続きが非常に複雑です。

 

こうした点を踏まえると、相続放棄を検討する際は、まず専門家に相談することを強くおすすめします。

 

なお、相続放棄を依頼する場合、弁護士では5万円〜10万円、司法書士では3万円〜5万円の費用がかかります。なかでも司法書士に依頼する際の注意点としては、手続きの代理権がないことです。そのため、司法書士に依頼する場合は、弁護士に依頼する場合と比べると、多少手間がかかります。

 

また、司法書士は代理権に制限があるため、債権者対応を依頼したい場合は、弁護士に依頼することをおすすめします。

 

 

株式会社サステナブルスタイル

後藤 光

 

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    ※本記事は、株式会社サステナブルラボが運営する相続・終活に関する情報を発信するwebサイト『円満相続ラボ』より転載したものです。

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