(※写真はイメージです/PIXTA)

偏差値や倍率の高い大学へ進学するために避けては通れない勉強。しかし、大人になってからも社会的役割や環境、抱く志に応じて学習しなければならないシーンはおとずれます。我々の人生で避けては通れない勉強を効率よく行う方法や、勉強そのものの捉え方について、ほぼ独学で東京医科歯科大学医学部医学科に現役合格した藤白りり氏が、著書の『いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法』(KADOKAWA)から詳しく解説します。

すきま時間を活用してムダな時間を極力減らす

「勉強の計画をたてる際にすきま時間をあてにしないように」とまずお伝えしたいです。すきま時間とは、何かの用事と用事の間の、いわばムダになりがちな時間です。勉強時間を増やすためには、なるべくそのムダな時間を減らすのが理想です。

 

探してみると、意外とすきま時間は多いものです。たとえば、なんとなくぼーっとしている時間。見たいものがあるわけでもないのに眺めているテレビやSNSの時間。

 

休息やリラックスのための時間以外で、「意味がなかったな」と感じるムダな時間は極力減らしましょう。

 

一方で、通学時間や食事の時間など、なくせないすきま時間もあります。こういった時間は、あてにしないとはいえ可能な限り有効活用していきましょう。

 

私の例でいうと、電車での通学時間は英語のリスニングをしたり英単語の暗記をしたりしていました。お風呂に入った後、ドライヤーで髪を乾かしているときは化学の参考書をよく読んでいました。

 

食事中やおやつの時間には、よく英語の長文に目を通していました。

 

そんなすきま時間まで勉強するの? とドン引かれる方もいるかもしれませんが、当時の私はそれくらい必死だったのです(笑)。

 

ですが今振り返ると、食事中はたしかにやりすぎかもしれませんが、とくに移動時間は「ちりつも」ですから、絶対ムダにしないほうがいいと思います。

すきま時間はあくまでプラスアルファと考えよう

ただし、繰り返しになりますが、すきま時間をあてにしすぎるのは危険です。あくまでプラスアルファとして、なくても困らない時間として考えましょう。

 

起きている時間を100%勉強に費やすのは不可能な話です。私も学校の昼休みなどは、勉強をせずに友達とおしゃべりすることもよくありました。みなさんも自分に合ったすきま時間の使い方を見つけてください。

 

■1分復習

  • 「意味がない」と感じるすきま時間はなるべく減らそう
  • なくせないすきま時間は「ちょっとした勉強」にうまく活用しよう

 

 

藤白 りり

東京医科歯科大学医学部医学科 学生

 

本連載は、藤白りり氏の著書『いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法』(KADOKAWA)から一部を抜粋し、再構成したものです。

いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法

いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法

藤白 りり

KADOKAWA

夢は大きく、勉強はコンパクトに。ノイズはぜんぶ「やる気」に変えよう! SNS総フォロワー数20万人超の現役医大生・藤白りりによる初の著書! 受験生時代、塾にほとんど通わずに独学で医学部に現役合格した、「ムリなくムダ…

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