「歳だから」で放置はNG!つらい“肩”や“膝”の痛み…原因と治療法は【医師が解説】

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田中 誠
「歳だから」で放置はNG!つらい“肩”や“膝”の痛み…原因と治療法は【医師が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

医療の進歩とともに平均寿命が延びてくると、健康寿命やQOL(生活の質)の向上に整形外科のはたす役目は大きくなってきていると、森山記念病院の田中誠副院長・整形外科部長はいいます。健康寿命やQOLに大きく関わってくる運動器のなかでも、中高齢者から特に相談の多い「肩」と「膝」の痛みについて、田中副院長が詳しく解説します。

中高年の肩膝痛…有効な「2つ」の治療法

これらの原因により肩膝痛を発症した場合、「肩腱板縫合術」と「膝人工関節置換術」が有効とされています。

 

肩腱板縫合術

肩腱板縫合術は、上腕骨から剥がれ断裂した腱板を元の骨に縫い付ける手術です。骨に縫い付けるので、針糸で縫合は出来ません。骨に穴をあけたり、アンカー(骨に糸を埋め込むためのネジ)を用いて修復します。

 

糸で修復しますので、手術が終われば自由に動かせるのではありません。腱と骨が固着する(つながる)まで、糸が切れないように慎重にリハビリを行っていきます。日常生活に支障がなくなるまでに3ヵ月間ぐらいかかります。

 

膝人工関節置換術

膝人工関節置換術は、変形した膝関節の表面を取り除いて、人工関節に置き換える手術です。人工関節は、関節の滑らかな動きが再現出来るように設計され、大腿骨と脛骨は金属で覆い、軟骨の代わりにポリエチレンを大腿骨と脛骨の間に挿入します。

 

骨を斜めに骨切りするので、O脚(内反膝)も矯正され、まっすぐな脚になります。年間9万例行われてさらに増えています。また、人工関節は痛みが取れるだけでなく、歩行能力も改善するため、QOLの向上や介護の軽減につながります。

病院を受診する目安となるサイン

日常生活において肩や膝への痛みを自覚した場合、どのようなタイミングで病院を受診すべきでしょうか。

 

肩痛

・手が上がらない

・手を挙げる途中で痛い

・手を挙げると肩がゴリゴリする

・夜間痛

 

膝痛

・膝が伸びない

・平地歩行で痛い

・足を引きずる

・O脚

・膝の曲げ伸ばしで引っかかり感あり

 

このように、肩膝痛はQOLを低下させる厄介な症状であるといえます。しばらく様子をみても改善しない場合は、MRIにより正しい診断評価をされ、適切な治療を受けることが大切です。

 

 

田中 誠

森山記念病院 副院長・整形外科部長

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。