(写真はイメージです/PIXTA)

資産運用を始めたくて調べてみると、利回りや利率、騰落率など似たような言葉が多くあり、混乱してしまう人も少なくありません。利回りと資産運用のリスクは表裏一体の関係にあるため、資産運用のリスクを把握するうえで、「利回り」を理解することは大変重要です。本記事では、利回りやさまざまな資産運用方法の利回りの平均、計算方法についてみていきます。

 

4.不動産投資

不動産投資は、不動産を購入して貸し出すことで入居者から家賃収入を得る投資方法です。不動産価格が購入時よりも上昇した場合、売却すれば売却益が得られます。

 

<不動産投資にかかる費用例>

・固定資産税
・火災保険料
・管理費
・水道光熱費
・修繕費

 

不動産投資は不動産購入時に登記費用や不動産取得税など大きな初期費用がかかります。また、不動産はローンを利用して購入することが一般的なので、利用して数年〜数十年はローンの返済も発生します。

 

<計算方法>

■物件価格1億円・部屋数10部屋、1室あたり家賃6万円、満室で各種費用の合計150万円の場合で計算。年間の家賃収入は1,200万円、初期費用は除いています。

{(720万円-150万円)÷1億円}×100=利回りは5.7%

 

5.ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングは融資を希望する企業や人と、投資家をマッチングするサービスのことです。

 

ソーシャルレンディング事業者がインターネット上でファンドを募集し、多くの投資家から資金を集め、集めた資金を企業や人に融資します。融資をする際に発生した利息のなかから、投資家は利益の分配を受けることができます。

 

ソーシャルレンディングはリスクが高い投資と考えられていますが、これはソーシャルレンディングの融資先が貸し倒れとなり投資額の一部、または全部が返済されない可能性があるためです。

 

ソーシャルレンディングは1万円程度でスタートできるので、複数の商品に分散投資をすることでリスクを抑えられるほか、貸し倒れとなった場合にソーシャルレンディング事業者が投資資金を返済してくれる案件もあります。期間が短いプロジェクトを選ぶこともいい方法です。心配な方は、こうしたリスクを抑える方法を取り入れてスタートしてみるといいでしょう。

 

<ソーシャルレンディングにかかる費用例>

・銀行手数料
・営業者報酬

 

<計算方法>

■営業者報酬2.0%のファンドに100万円を投資して、7万円の利益があった場合(銀行手数料は振込手数料約700円)

{(7万円-2万円(営業者報酬)-700円)÷100}×100=利回りは4.93%

 

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※本記事は、株式会社バンカーズ(Bankers)のコラム「Bankersノート」より抜粋・一部再編集したものです。

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