(※画像はイメージです/PIXTA)

塾なし高校受験を進める上で、各教科の得点アップを考えたときの対策はどう考えればいいのでしょうか。塾なしで長男を志望校に入学させた塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)で解説します。

英作文は過去問から出題傾向や字数などに慣れる

では、どうすれば得点アップが狙えるのか、取り入れた具体的な勉強方法を挙げておきます。

 

▶英作文の得点をアップするためには? 

①自由英作文の頻出問題は、参考書などでしっかり対策をする。

 

自由英作文とは、「将来の夢」「中学校生活の思い出」など、一般的なテーマで出題される英作文問題で、決められた字数内で書きます。

 

自由英作文の出題テーマはさまざまありますが、対策をすることで広いテーマで使えるフレーズを作っておくことができます。全く同じ問いかけではなくても、中学生が経験したことや知っていることは限られています。自分の引き出しにそのフレーズをいくつかもっておくと、それらを組み合わせることでテーマに合った作文にリメイクすることができるでしょう。

 

【例】
部活動や音楽祭など、頑張った経験で英作文をしておく
 ↓
中学の思い出、成長できたこと、大切にしている考えなど、多くのテーマに当てはめて使える。

 

このようにどんなテーマの問題でも、ある程度、作文が組み立てられるような共通文を準備しておけばよいのです。さらに、自分が大切にしている考えや、特別な経験について英作をしてもっておくのもいいでしょう。

 

いろいろなテーマに共通して使えるフレーズを作っておく。

 

もうひとつ、英作文で対策ができることは、

 

②志望校の過去問から英作文問題をリストにし、出題傾向や字数など条件に慣れておく。

 

学校によって英作文の出題方法には特徴があります。テーマを与え自由に書かせる英作文の他、会話文や資料を読み解いて考えを書くもの、長文問題に付随するものなどがありますが、受験校の傾向をつかんで、対策や演習をしておくとよいでしょう。

 

▶まとめ

英作文は、日本語で難しい内容を考えずに、簡単な英語でよい。8割を目指すなら、条件を満たし、単語や文法を間違えずに、用意したフレーズを使って、問いかけに答えることが重要。

 

塚松美穂
ライター・教育アドバイザー
学習支援コーディネーター

 

 

※本連載は塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「塾なし」高校受験のススメ

「塾なし」高校受験のススメ

塚松 美穂

プレジデント社

たくさんの習い事に、塾を掛け持ちしている小学生。中学生になれば、学習塾にいくのが当たり前の世の中で、周りを見れば塾通いのクラスメートばかり。「塾にいかないと子どもたちは希望する進路に進めないのだろうか」という疑…

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