※画像はイメージです/PIXTA

2022年7月31日の23時59分、ニュージーランドでは入国制限が撤廃され、海外からの入国が再開しました。喜ばしいニュースの半面、物価や金利の上昇により、不動産の購入ハードルは上がっています。一部には価格下落を予想する報道もありますが、実際はどうでしょうか。ベテランエージェントが解説します。※本記事は、2022年8月5日現在の情報に基づいて執筆されています。

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    ファーストホームバイヤーのジレンマ

    1年半から2年前にプラン売りで物件を購入いただいたファーストホームバイヤー、投資家の方々が、いま待ち望んでいることがあります。実は、プランで販売した住宅の完成が、予定から大幅に遅れているのです。

     

    ローンの査定を受け、その期限が過ぎる時期になり、毎週のように「完成時期はいつですか?」「いつ内装見学できますか?」という電話やメールが届きます。

     

    毎週のように現場へ行って工事の様子を伺いますが、一向に終わる気配は見えません。「いつ完成ですか?」とプロジェクトマネージャーに聞いても、いつも「あと数ヵ月ですね…」という答えが返ってきます。

     

    2ヵ月前にも同じ答えが返ってきたので、もう完成しているかと期待して足を運んだのに、以前尋ねたときと、あまり見た目も変わっていない…ということが多くあるのです。

     

    天候不良、原料不足、誰かがコロナに感染すると、他の従業員も濃厚接触者となり待機するため現場が止まる…それの繰り返しで、各地で工事が予定通り進まず、完成が遅れているのです。

     

    ただ、年内に完成しないと契約上、破棄となってしまい、そうなってしまうとデベロッパーにとっても大変なことになりますので、工事は急ピッチで進められています。

    一部報道の「価格下落」を信じる人もいるが…

    新築のタウンハウス購入派と、昔ながらの長屋風ユニット購入派。やはり一軒屋にこだわりを持つ人…。それぞれ予算や好み、希望度によって買える物件は異なりますが、私が声を大にして言いたいことは、「購入をあきらめ、賃貸物件をグレードアップして引っ越しするのは避けてほしい」ということです。

     

    引っ越しするくらいなら、この際どんな物件でもいいので、なにか買っておいてほしいのです。納得できない物件ならば、数年我慢すれば、少しでも利益を上げての売却が可能です。

     

    価格下落の報道を信じ、妥協せずに物件探しをしている方もいますが、待てば待つほど価格は上がっていくので「ある程度妥協して選択しないと、何も買えなくなりますよ…」と声をかけ続けています。

     

    先月、マイホームを購入した顧客の方は、少し強引な売買にはなりましたが、今月や来月まで待っていたら予算オーバーとなり、マイホーム取得をあきらめるしかなかったでしょう。

     

    購入計画のある方、投資物件の運営をしていきたい方には「行動を起こすのは、明日ではなく今日、いま、この瞬間です」とお伝えしています。考えているうちにいい物件は売れていき、これまで売れなかった物件でも、もしかしたら理想の物件かもしれません。

     

    ニュージーランド不動産購入を考えている方! まさにいまが買いどきです。判断するのはいまなのです。

     

     

    一色 良子
    ニュージーランド在住不動産エージェント

     

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