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「米金利上昇=米ドル高」の動きはもう終わったか
「米金利上昇=米ドル高」が終わった可能性が出てきた。そのうえで細かく見ると、2年債利回りなど米金利の多くは6月にこの間のピークを付けていたのに対し、米ドル/円は7月に入り米ドル高値を更新するなど、米金利と米ドルの動きにかい離も目立ちはじめていました。
そして、そのように米金利から見て「上がり過ぎ」が懸念されていた米ドルは、90日MA(移動平均線)かい離率がプラス10%近くまで拡大するなど、短期的な「上がり過ぎ」も懸念されるものでした(図表4参照)。
7月FOMCをきっかけに、「米金利上昇=米ドル高」終了の可能性が出てきたことを受けて、そんな米ドル「上がり過ぎ」修正も一気に広がったことが、米ドル安・円高が突如急拡大した主たる背景だったのではないでしょうか。
米金利上昇の終了…米ドル/円の「上がり過ぎ」も修正
一時132円台まで米ドル/円が下落したことで、90日MAかい離率はマイナス2%程度まで縮小しました。米金利との関係も含めて、米ドルの短期的な「上がり過ぎ」はかなり修正されたでしょう。
米金利は、すでに6月でピークを付けた可能性はあるものの、一方でまだ米景気減速への懸念はそれほど深刻なものではなく、FOMCも利上げを続ける見通しのなかにおいてはさらに大きく低下するとは考えにくいでしょう。
そんな米金利の見通しを前提にするなら、米ドル/円も8月に一段と大きく下落し、130円割れに向かう可能性は低いのではないでしょうか。
米金利上昇にリードされる形で2021年102円から続いてきた米ドル高・円安トレンドは、米金利上昇の終了によって、140円に届かないまま終わった可能性が出てきたと思います。
ただし、短期的には一気に「行き過ぎ」修正も進んだことから、さらに大きく米ドル安・円高に向かうわけでもない、8月の米ドル/円はそんな見通しになるのではないでしょうか。
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