住宅用地の価格や価値は、面積とイコールではありません。土地が広いと管理の手間や、高い固定資産税が敬遠され、売却しようにも買い手がつきにくいのです。物件の価値=「使い勝手のよさ」と考えると、選択基準が見えてきます。※本記事は『山王が教える1円不動産投資』(自由国民社)から抜粋・再編集したものです。

茨城県・2DK×4部屋のアパートの店子を募集したら…

「不動産投資といえば、ワンルーム」

 

と考えている人にとっては意外な話かもしれませんが、じつはいま、ワンルームマンションの需要はほとんどありません。

 

一方で、間取りが2DK以上の部屋の需要は非常に高いのです。

 

築浅のワンルームマンションには買い手がつかなくても、おんぼろの2DKのアパートは、買う人がいるということです。

 

2年ほど前、わたしは茨城県の阿見町にある、2DKが4部屋あるアパートを、50万円で買いました。とてもいいアパートなので、床が一部腐っていましたが、自分で20万円ほどかけて全部直し、新築レベルといえるくらいまで改修。

 

そして店子の募集をしたところ、借りたい人は全然おらず、「買いたい」という話ばかりでした。500万で買いたい、800万円で買いたいといった希望がたくさん寄せられたのです。

 

いまは、「借りたい人」よりも「買いたい人」のほうが多いということです。

2DK以上の間取りは、賃貸も売買もニーズが高い

あらためて思ったのが、

 

「2DK以上の間取りには、賃貸も売買もニーズが高い」

 

ということです。

 

もし1棟貸しをしたいのであれば、最低でも2DKの部屋がある物件にしましょう。2DK以上なければ、売ることもできないということです。

 

もちろん、ワンルームマンションの需要はゼロではありません。でも、入居者に恋人ができた、家族ができたとなれば、確実にその部屋からはいなくなります。

 

2DKにひとりで住んでいる人もいますし、いまわたしが貸しているなかには8DKの家にひとりで住んでいる人もいます。

 

言いたいのは、

 

「間取りが2部屋以上なければ住む人が減る」

 

ということです。そして、ひとりでも2部屋以上の家に住んでいることもあるということです。

 

ちなみに、戸建てであれば当然2DK以上の間取りですから、部屋数がいっぱいの戸建ての家は本当にいいな、と思います。

 

注目のセミナー情報

【国内不動産】4月25日(木)開催
【税理士が徹底解説】
駅から遠い土地で悩むオーナー必見!
安定の賃貸経営&節税を実現
「ガレージハウス」で進める相続税対策

 

【資産運用】5月8日(水)開催
米国株式投資に新たな選択肢
知られざる有望企業の発掘機会が多数存在
「USマイクロキャップ株式ファンド」の魅力

次ページ収束しないコロナ「外国人向け不動産投資」は厳しい
山王が教える1円不動産投資

山王が教える1円不動産投資

永野 彰一

自由国民社

不動産投資の本当の相場は、巷でいわれている金額よりも、ずっと安いのが現実です。 全国で急増している激安物件への投資で確実に稼ぐ方法を、山(やま)投資の若き第一人者「山王(やまおう)」が教えます。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧