※画像はイメージです/PIXTA

遺産相続の手続きでは、手続きの方法だけでなく遺産をいつもらえるかを知っておくことも重要です。故人の預金がすぐにもらえると思って銀行に行っても、預金の引き出しには数週間以上かかるもの。遺産をいつもらえるかを事前に知っておけば、必要な手続きに早く取りかかることができるでしょう。相続した遺産がいつもらえるか、だいたいの目安をみていきます。

遺産相続の手続きを他の人に依頼している場合

遺産相続ではさまざまな手続きが必要になります。手続きをする窓口の多くは平日の日中しか開いていないため、手続きを他の親族や専門家に任せる場合も多いでしょう。遠方に住んでいる相続人であれば、故人の近くにいた親族に依頼することもあるかもしれません。

 

しかし、遺産相続の手続きを他の人に依頼すると、遺産をいつもらえるかがわかりにくくなってしまいます。すぐに手続きをしてくれればよいのですが、仕事などを抱えていて手続きができないケースもあるようです。

 

また、遺言で遺言執行者が指定されていれば、遺言執行者が一切の手続きを行うため、遺産をいつもらえるかは遺言執行者次第になってしまいます。

 

遺言執行者は弁護士や信託銀行など専門家がなることが多いですが、専門家だからといって手続きが早いとも限りません。専門家は同時にいくつもの依頼を受けていて、後回しにされることもないとはいえません。

 

あまりに手続きが遅く、遺産をいつもらえるかめどが立たないようであれば、手続きを依頼した人や遺言執行者に事情を聞いてみましょう。

早く遺産をもらいたいなら、手続きをスムーズに

遺産相続の手続きをしても遺産はすぐにもらえるわけではなく、多くの場合で数週間程度の時間が必要になります。相続人どうしでもめている場合や、他の人に手続きを依頼している場合は、さらに多くの時間がかかります。

 

しかし、事情があってなるべく早く遺産を相続したいという方も多いでしょう。その場合は、各種手続きをスムーズに、かつスピーディに進める必要があります。

 

手続きをスムーズに進めるためには、専門家をうまく活用すると良いでしょう。例えば、遺産分割がスムーズに進まなそうな時には弁護士に、銀行口座の解約や不動産の名義変更を早めに行いたい場合は司法書士に、といったように、自身では難しい部分を専門家にサポートしてもらうことがおすすめです。

 

相続手続きを多く請け負っているところでは、銀行口座の解約や名義変更が完了してから報酬を支払うことができるところもあるので事前に確認すると良いでしょう。

 

 

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    本連載は、税理士法人チェスターが運営する「税理士が教える相続税の知識」内の記事を転載・再編集したものです。

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