安定した経済成長性から、世界の投資家から熱い視線を浴びるフィリピン。なかでも株式投資には日本株にはない魅力があるといいます。一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングのエグゼクティブディレクター、家村均氏が解説します。

成長期待大!「フィリピン経済」に30万円で投資する

フィリピン株価総合指数(Philippines Stock Exchange Index、略称PSEi)を構成するのは30社。さきほど、フィリピン経済に強い影響力のある10大財閥、そのすべての株式を買ったら10万円程度、という話をしました。では、フィリピン経済そのものといえる30銘柄をすべて買ったら、いくらくらいになるのでしょうか。

 

フィリピン株価総合指数の構成企業には、さきほど説明した財閥も入っています。さらに金融、不動産、通信、小売、電力、カジノ、運輸、食品、石油など、今後のフィリピンの経済成長を支えている銘柄が入っています。こちらの企業の株式をすべて買ったとしたら……トータルで30万円もしません。フィリピン経済そのものに、30万円から投資できる、というわけです。

 

もちろん30銘柄以外にも、良い銘柄はあります。小型銘柄でもこれから上がりそうだなとか、フィリピンはコロナの影響が大きく株価も大きく下落したのでいま安値で買い時だなとか、自身が取れるリスクの範囲内で、さまざまな銘柄を探すのもいいでしょう。

 

カジノなどの観光関連銘柄は、コロナ禍から回復しようとしているいま、上昇が見込まれている銘柄のひとつです。航空関連の銘柄も、興味深いでしょう。どちらにせよ、これらの銘柄も最低価格は非常に安くなっています。

 

手堅く10大財閥に投資するのもいいですし、フィリピン経済そのものに投資するように、PSEi構成銘柄すべてに投資するのもいいでしょう。それ以外の企業から「これ!」というのを探してみるのも面白いでしょう。そのような挑戦も気軽にできるのも、フィリピン株式投資の大きな魅力です。

 

■「少額で始められるフィリピン株式の魅力」について、動画で観る

 

 

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