塾なし高校受験…子の年齢を考えると、親が可能なかぎり言わないほうがいい「ひと言」とは?

塾なし高校受験…子の年齢を考えると、親が可能なかぎり言わないほうがいい「ひと言」とは?
(※画像はイメージです/PIXTA)

「塾なし高校受験」で計画表を作成する目的は、入試までの道のりを可視化するためです。受験生本人が、いま自分は何をしているのか、どの場所にいるのか、受験勉強の道のりを理解することができます。塾なしで長男を志望校に入学させた塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)で解説します。

自発的にやろうと思わせることが重要

このように個別の課題について、「何(どのツール)」の「どこ」を「どれだけ」「いつまでに」勉強するのか、タスクを決めていくのです。

 

こうして課したタスクを1個ずつクリアしていくことで、子どもは達成感を感じます。目に見える成果は、次へのやる気を起こさせます。学力が積み上がり小さな目標がクリアできれば自信がつき、それらが積み重なって、最後に、大きな目標を達成できるというわけです。

 

親子のやりとりでは、やらせようとするのではなく、自発的にやろうと思わせることがとても重要です。話し合うことで課題に気づかせ、解決方法を自分の頭で考えようとする姿勢が大切。

 

こんなやり方はどうかと提案する、何かを助言することは必要ですが、決して強制することなく、自発的な選択、行動を引き出すように心がけましょう。そもそも「やれ」と言って「はい」と素直にやる年齢ではないですよね。

 

「やりなさい」とは、できるだけ言わないこと。

 

中学生なら反発や反抗心もある年頃ですが、信頼関係があれば、子どもは親の言葉を大切に受け取るでしょう。子ども自身の受験です。そこから自分で考えて選び取る行為にこそ、塾なし受験をする意味があります。

 

親はサポーターです。伴走することを常に意識しながら、抑えつけるような言葉は口にせず、見守ってあげましょう。

 

ここまでが、計画表の具体的な作成法になります。このやり方を参考にして、お子さんと一緒にオリジナルの受験プロジェクト計画表を作ってみてください。出来上がったら、勉強机の前に貼っておくことをおすすめします。

 

塚松美穂著『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)より。

塚松美穂著『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)より。

 

【ワンポイントアドバイス】
入試日からの逆算を意識して、勉強や準備の計画を立てよう。

 

塚松美穂
ライター・教育アドバイザー
学習支援コーディネーター

 

 

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※本連載は塚松美穂氏の著書『「塾なし」高校受験のススメ』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

「塾なし」高校受験のススメ

「塾なし」高校受験のススメ

塚松 美穂

プレジデント社

たくさんの習い事に、塾を掛け持ちしている小学生。中学生になれば、学習塾にいくのが当たり前の世の中で、周りを見れば塾通いのクラスメートばかり。「塾にいかないと子どもたちは希望する進路に進めないのだろうか」という疑…

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