“もはや詐欺!?”…生保が「画期的に儲かる」ヤバすぎる保険の中身【保険のプロが解説】

“もはや詐欺!?”…生保が「画期的に儲かる」ヤバすぎる保険の中身【保険のプロが解説】

「定期付き終身保険」の後継商品として開発された「アカウント型保険」。保険のプロである国際保険総合研究所所長の三田村京氏によると、「“定期付き”よりもさらに悪質な“社会悪的保険”」であるといいます。その中身について、詳しく見ていきましょう。

生命保険をイメージだけで選んではいけない

テレビや新聞・雑誌などのコマーシャル(広告)で、「売上ナンバーワンの商品」などと宣伝していると、さぞかしたくさん売れるほど製品の品質が良くて、評判が良いのだろうと、見ている方は思いがちだ。

 

ある商品についてよく調べてみると、売上ナンバーワンは「全国的に」なのかと思っていたら違うという。では関東地方とかの「地域的に」ナンバーワンなのかというと、それも違って、「ウチの製品の中でナンバーワンなのです」という答えを得た。

 

宣伝の中に「ウチの製品の中で……」という言葉をはっきり入れていないと、コマーシャルを見た消費者は、「全国的にナンバーワン」なのだと錯覚してしまうかもしれない。

 

こんな例は街中にごろごろしている。「どこよりも安い」「業界ナンバーワン」「世界最強の」などと言葉遊びはキリがなく、本当なのかなと思ってしまう。

 

言葉遊びだけではない。

 

会社や商品のイメージアップに有名人や俳優、女優を起用するのは常套手段で、それと商品や製品の品質とは全く無関係なのに、A社は女優をイメージガールとして宣伝し、B社は何も宣伝していなければ、A社の方が断然売り上げが良くなる事実は否定できない。

 

特にイメージを大事にする商品は宣伝が強力な後押しをするものであり、お酒や化粧品などは、イメージ次第で売り上げも違ってくる。

 

生命保険はイメージではなく「数字の中身」で勝負する商品のはず

生命保険の世界でも、全く同じような事例がたくさんある。

 

たとえばテレビの宣伝やパンフレットの表紙に女優を起用したり、動物に会社名をしゃべらせたり、癒し系の俳優に商品名をいわせたり、イメージアップに懸命な会社もある。

 

しかし、よく考えていただきたい。

 

売り上げを高めるために、お酒や化粧品ならイメージアップのために女優や俳優を使うのもまだわかるが、生命保険という商品は、絶対にイメージで販売する商品ではなく、実質的な数字の中身で勝負する商品だ。

 

パンフレットの表紙に女優がニコッと笑っている保険商品なら安心度が高く、表紙に石ころが載っているパンフレットの保険は信頼性がないか、というと全く違う。

 

むしろ宣伝費を節約した石ころが表紙に載っている保険の方が堅実な会社や商品かもしれないし、高い宣伝費を使って女優を起用している会社は、保険の中身よりも単にイメージだけの空っぽ商品を売っているのかもしれない。

 

こういう点からいうと、テレビや新聞にしょっちゅう派手な宣伝を展開している会社は、保険の保障の中身よりも、イメージで勝負しているに過ぎないと思っても、あながち間違いではない。

 

筆者なら、女優より石ころの方を選ぶし、さらにあまり宣伝しない会社の商品の方が、信頼性という点で好ましいとさえ思う。

 

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※本記事は三田村京氏の著書『良い保険ダメ保険の見分け方』より一部を抜粋・再編集したものです。
※記事化にあたり、保険会社および保険商品名を伏せています(書籍には具体名の記載あり)。

良い保険ダメ保険の見分け方[第5版]

良い保険ダメ保険の見分け方[第5版]

三田村 京

自由国民社

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