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承認欲求が強い人への3つの対処法
▶承認欲求が強い
「自分を認めてほしい」という欲求は、誰でも少しは持っているものです。
承認欲求自体は悪いものではないですが、大きくなり過ぎると、周囲の人はめんどくさいと感じるようになってしまいます。
このような人たちに対処する方法は3つあります。
1つ目は、承認欲求を上手に刺激するということです。
たとえば、あなたの苦手な仕事がある時に、
「私には荷が重たくて……。エースの××さんにこの件を任せたいんだけど……」と言って、仕事を依頼してみましょう。
承認欲求が満たされた相手は、喜んであなたの依頼を引き受けてくれるはずです。
2つ目は、相手が使った言葉をそのまま使うという方法です。
相手が、「今日は朝礼での発表がうまくいった」と言ったのであれば、
「スピーチよかったですよ」
と返答するのではなく、
「○○さんの朝礼の発表はとても勉強になりました」
というように、相手が使った言葉で返しましょう。名前を呼んで伝えると、さらに効果的です。
ちょっとしたことではありますが、承認欲求が強い人たちは、少し言い直されただけでも否定されたように感じられる人が多いのです。
普段の会話で少しずつ意識してみるといいでしょう。
3つ目のポイントは、些細なことでも感謝の気持ちを伝えること。
これは、承認欲求が強い人だけではなく、コミュニケーション全般に当てはまることだと思います。
人は、自分のことを見ている人がいる、というだけで満たされるものです。
きちんと感謝の気持ちを伝え、ほどよい距離感で上手に付き合っていきましょう。
利用してやろう、という気持ちで接するのではなく、人として当たり前のことを守りながら、相手の特性をあわせて接していくよう心掛けてみてくださいね。
井上 智介
産業医
精神科医
健診医
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