(※写真はイメージです/PIXTA)

クリニックを新規開業するにあたり、重要な準備の一つが「職員募集」です。クリニックスタッフは離職率が高いと言われています。長く定着してくれる人材を採用するには、どうすればよいのでしょうか? 老木浩之氏の著書『開業する医者の9割が知らないクリニック経営で本当に大切なこと』(日本医療企画)より、「採用面接の実際」を解説します。開業を目指す医師以外にとっても参考になる内容です。

「就労体験」と「試用期間」で採用のミスマッチを防ぐ

前述したように、面接で人を見極めることは非常に難しいと言えるでしょう。そして、日本では労働基準法により労働者は手厚く守られており、いったん雇用した職員を解雇するのは容易ではありません。

 

 

当院では、セーフティネットとして就労体験の機会と試用期間を設けています。新規開業時は難しいのですが、就労体験では採用前に2時間程度、職場で働いてもらい、職員に評価してもらいます。応募者にとっても職場を見極めることができ、お互いにメリットがあります。そして、試用期間として3ヵ月の有期雇用契約を結び、スキルが達しそうにない人、考え方が合わない人、職業意識の低い人などは3ヵ月で雇い止めにしています。試用期間の3ヵ月間は大人しく、その後に本性を現すような人は今のところ経験していません。

 

 

老木浩之

医療法人hi-mex 理事長

 

 

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本連載は、老木浩之氏の著書『開業する医者の9割が知らないクリニック経営で本当に大切なこと』(日本医療企画)から一部を抜粋し、再構成したものです。

開業する医者の9割が知らないクリニック経営で本当に大切なこと

開業する医者の9割が知らないクリニック経営で本当に大切なこと

老木 浩之

日本医療企画

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