「就労体験」と「試用期間」で採用のミスマッチを防ぐ
前述したように、面接で人を見極めることは非常に難しいと言えるでしょう。そして、日本では労働基準法により労働者は手厚く守られており、いったん雇用した職員を解雇するのは容易ではありません。
当院では、セーフティネットとして就労体験の機会と試用期間を設けています。新規開業時は難しいのですが、就労体験では採用前に2時間程度、職場で働いてもらい、職員に評価してもらいます。応募者にとっても職場を見極めることができ、お互いにメリットがあります。そして、試用期間として3ヵ月の有期雇用契約を結び、スキルが達しそうにない人、考え方が合わない人、職業意識の低い人などは3ヵ月で雇い止めにしています。試用期間の3ヵ月間は大人しく、その後に本性を現すような人は今のところ経験していません。
老木浩之
医療法人hi-mex 理事長
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