疫病の蔓延や世界情勢の悪化……不安定な世の中において、私たちはどのように生きていくべきしょうか。京セラ株式会社をはじめ、KDDI、JALと3つの世界的企業を率いた稀代の名経営者・稲盛和夫氏は、数々の著作や講演で多くの人に勇気を与え、背中を押してきました。今回は、そんな稲盛氏がすべてのビジネスマンにおくった「366の箴言」より、6月13日〜6月19日の言葉を紹介します。

17日…ただ謙のみ福を受く

「ただ謙のみ福を受く」、これは世間一般に信じられていることとは相容れない。通常は、たとえ傲岸不遜であっても、大胆不敵に生きていくような人が成功すると考えられているが、決してそうではない。そのような人は、一時的に成功を収めたとしても、いつか没落をしていくものだ。

 

反して、内に燃えるような情熱を秘めてはいるが、あくまでも謙虚で誠実な人こそが、天佑もあり、大成をしていく。

18日…謙虚であれ

謙虚、つまり謙ると言えば、何かみっともないような感じを抱かれる人もあるかもしれませんが、それは誤りです。人は、自分に誇るものが何もないからこそ威張り、ふんぞり返って自己顕示欲を満たそうとするものなのです。もし控えめに、謙虚に振る舞うことによって他人からバカにされたなら、それはバカにする人間が間違っているのです。

19日…知恵の蔵①

この宇宙のどこかに、「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所があって、人間は自分でも気がつかないうちに、その蔵に蓄えられた「叡知」を、新しい発想やひらめきとして、引き出してきた。

 

汲めども尽きない「叡知の井戸」、それは宇宙、または神が蔵している普遍の真理のようなもので、私自身もまた、必死になって研究に打ち込んでいるときに、その叡知の一端に触れることで、画期的な新材料や新製品を世に送り出すことができた。

 

 

稲盛 和夫

京セラ株式会社

名誉会長
 

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    本記事は、稲盛和夫氏の著書『稲盛和夫一日一言』(致知出版社)より一部を抜粋したものです。

    稲盛和夫一日一言 運命を高める言葉

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    稲盛 和夫

    致知出版社

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