アパートの壁から、ガリガリの猫が…弁護士が見た「家賃滞納+問題入居者」の恐るべき実情 (※画像はイメージです/PIXTA)

家賃滞納を繰り返す入居者のなかには、対応に苦慮する「問題入居者」も存在します。退去してもらいたくても、交渉の方法を誤れば、さらなる問題の複雑化を招きかねません。収益物件オーナーにとって、最も負担の少ない方法はあるのでしょうか。不動産と相続を専門に取り扱う、山村暢彦弁護士が実例を交えて解説します。

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昭和時代なら、荷物を放り出すこともあっただろうが…

「家賃滞納」に苦しむ賃貸物件オーナーは、いまも昔も少なくありません。滞納者本人に交渉してものれんに腕押し、法的措置を取るには金銭的負担が大きすぎる…。昭和の時代なら、堪忍袋の緒が切れたオーナーが室内の荷物を放り出し、部屋のカギを替え…といったこともありました。筆者も子ども時代に見た記憶があります。

 

しかし近年では、そのような対応は決して許されません。たとえ自分の所有物件であっても、勝手に入室すれば住居不法侵入です。この点は、法的にもとくに厳正に扱われています。借主に断りなく部屋に入るとするなら、それこそ数ヵ月連絡が取れないなど、孤独死等を疑われるケースぐらいでしょう。その場合は、警察立会いのもと、合い鍵を使って入ることになります。

 

家賃滞納をしてオーナーを困らせる住民には、収入が途絶えてしまい、家賃を払いたくても払えないという人もいますが、まっとうな交渉が通じない「問題入居者」もいます。

 

話し合いにならなくても、法的に対抗すれば部屋から退去してもらうことは可能ですが、弁護士費用や申し立て費用がかさみ、オーナー側の手痛い出費になることは想像に難くありません。『アパートの「家賃滞納」問題、強制執行では禍根も…根本的な解決策は?』でも述べた通り、正当性を振りかざして正面からぶつかるより、オーナーの金銭的・時間的損失が最も少ない道を探ることが重要です。

 

そこで選択肢となるのが「ある程度のお金を渡して、穏便に退去してもらう」という方法です。

 

山村法律事務所

 代表弁護士

専門は不動産法務、相続分野。実家の不動産トラブルをきっかけに弁護士を志し、現在も不動産法務に注力する。日々業務に励む中で「法律トラブルは、悪くなっても気づかない」という想いが強くなり、昨今では、FMラジオ出演、セミナー講師等にも力を入れ、不動産トラブルを減らすため、情報発信も積極的に行っている。

クライアントからは「相談しやすい」「いい意味で、弁護士らしくない」とのコメントが多い。不動産・相続のトラブルについて、自分ごとのように解決策を提案できることが何よりの喜び。

さらに不動産・相続法務に特化した業務に注力するため、2020年4月1日、不動産・相続専門事務所として山村法律事務所を開設。

山村法律事務所
神奈川県横浜市中区本町3丁目24-2 ニュー本町ビル5階C号室
電話番号 045-211-4275

山村法律事務所ウェブサイト:https://fudousan-lawyer.jp/
不動産大家トラブル解決ドットコム:https://fudousan-ooya.com/

著者紹介

連載相続と不動産に強い弁護士が解説!損しない相続・遺産分割の「奥の手」

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