(※写真はイメージです/PIXTA)

欧米で歯並びの美しさが重要視されるのは、「当然の身だしなみ」だからなのですが、もっと突き詰めていけば、歯並びの美しさは「笑った時の美しさ」に影響を与えるから、ともいえます。日米の考え方の決定的な違いはどこにあるのでしょうか。歯科医師の成田信一氏が著書『自分で考え、やり抜く子の育て方』(プレジデント社)で解説します。

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歯列矯正のメリットはいろいろある

■日本では教育に、アメリカでは歯列矯正に投資する

 

アメリカ人は、歯並びがよくても矯正しています。「もっと、美しくしよう」と矯正するのです。

 

これは、何かに似ていると思いませんか?

 

そう、日本における教育です。

 

日本では学校で一番の子が、一番だからといって塾には行かないということはなく、「もっと成績をよくしよう」として塾へ行ったりしていますよね。成績がよいのに塾に行っている日本の子どもの様子は、アメリカ人にとっては、とても不思議に映るようです。「十分よい成績なのに、なぜ塾に行っているのか?」と。

 

しかし一方、その感覚と同じように、アメリカでは美しい歯であっても当たり前のように矯正をします。

 

そして、日本では教育費は「親が払うもの」という意識が多くの人にあります。もっといえば、「教育費は親が出して当然」と思っている人も少なくないのではないでしょうか。

 

それと同様に、アメリカでは「歯列矯正のための費用は親が払って当然」とされています。日本に子どもの教育費を蓄えるための学資保険があるように、アメリカには子どもの矯正治療費のための積立保険もあるほどです。

 

日本で「教育」が親の子に対する務めだと捉えられているのと同様、アメリカでは「矯正治療」は親の責任とされているといっても過言ではないのです。

 

■「美しさ」だけではない歯列矯正のメリット

 

矯正によって「見た目」がよくなるという点を強調してきましたが、矯正のメリットは、それだけではありません。

 

まず、歯並びがよくなれば、歯磨きがしやすくなります。歯並びが悪いと歯ブラシが届きづらく、しっかりと磨けません。すると磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病を引き起こすリスクが高まります。

 

矯正をすることで、正しい噛み合わせになることも大きなメリットです。実は噛み合わせというのは、全身に影響を及ぼしています。そのため、矯正することは、顔やからだのゆがみの改善、肩こりや頭痛の改善につながります。

 

外見がよくなるだけでなく、内面の調子もよくなることは、QOL(生活の質)が高まることにつながります。

 

成田 信一
自由が丘矯正歯科クリニック院長
歯学博士

 

 

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※本連載は成田信一氏の著書『自分で考え、やり抜く子の育て方』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

自分で考え、やり抜く子の育て方

自分で考え、やり抜く子の育て方

成田 信一

プレジデント社

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