猫を飼い始めたら、子どもが突然、花粉症に似た症状である目のかゆみ、鼻水・くしゃみ、咳が出現して、検査を行って「猫アレルギー」と診断されることもあります。この猫アレルギーの症状は、猫を飼っている場合のみならず、猫を飼っているお友達や知り合いの家に行った後、公園や遊び場などでの猫と触れ合った後にも症状が出る場合もあります。猫アレルギーが疑われた場合の症状、原因、検査、治療や対処法をみていきましょう。
10人に1人が発症…「猫アレルギー」医師が対処法を解説

猫アレルギーの3つの対象法

部屋のこまめな掃除と隔離

猫アレルギーが疑われる場合には、自宅での環境対策が最も重要です。猫アレルギーの原因の抗原は小さいために部屋の多くの部分に付着しています。掃除はできればこまめに、毎日行うことがおすすめです。

 

ホコリがたまりやすい部分に、猫アレルギーを生じるアレルゲンが付着する傾向があるので、家具の定期的な移動と掃除、ぬいぐるみは別の部屋に置く、空気清浄器を部屋に最低でも1台の設置を推奨します。猫が入らないスペースも確保されたほうが、アレルギー症状悪化時に移動できます。

 

医療機関で処方されたアレルギー薬を飲む

アトピー性皮膚炎や花粉症と同じメカニズムで猫アレルギーは発症します。このために、あらかじめ抗ヒスタミン薬などの処方薬の内服アレルギー薬の定期的な内服、呼吸困難となる場合には吸入薬や副腎皮質ステロイド内服などを悪化時に対して準備してもよいでしょう。

 

飼い猫を定期的に洗う(シャワーをする)

猫アレルギーがない家族が、定期的に猫をキレイにすることも症状悪化には重要です。猫の抜け毛やフケが目立つ場合には、定期的に洗う事によりアレルゲン発生による症状悪化のリスクを減らすことが可能であります。シャンプー用のウェットシートも有効です。

 

猫を含めたペットを飼う時には、自分や家族などのアレルギーが生じるかどうかは、慎重に検討する余地があります。まずはペットショップや猫を飼っている方の自宅に30分程度足を運んで、事前に確認してみることをおすすめします。

 

 

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