(※写真はイメージです/PIXTA)

老後資産の形成をするには、リスクヘッジと収益の最大化のためにポートフォリオを組まなければなりません。最近では生命保険でも当たり前のように外貨建てが取扱われるようになり、アメリカのETFが注目されていることによって、やっと日本人にも外貨での資産形成が根付いてきました。今回はポートフォリオについて、金融商品のポートフォリオではなく、「通貨のポートフォリオ」という切り口で解説をします。

効率的に「外貨で資産形成」するおすすめの方法

やはり当然とはいえますが、日本円で収入を得ている日本人は、放っておくと通貨のポートフォリオのなかで日本円の比率が圧倒的に高くなってしまいます。そのため通貨のポートフォリオを組むためには、意識的に資産を外貨に分散する必要があります。

 

日本は外貨での資産形成という意味で、恵まれた環境ではありません。外貨建ての預金であれば比較的多くの通貨で預金ができますが、株式やETFなどの有価証券であればアメリカドルや香港ドルに限られ、生命保険ではアメリカドルやユーロに限られてしまいます。

 

日本は金融鎖国と思えるほど外貨での資産形成には制限があり、選択肢が多いとはいえないのです。

 

現金だけで通貨のポートフォリオを組むのであれば日本の金融機関で外貨預金をすれば足りますが、さらに効率的な資産形成をしたいのであれば外貨を海外の金融機関で投資運用することをおすすめします。

 

例えばシンガポールは金融立国であるため、金融機関で幅広い通貨の幅広い金融商品を取り扱っています。

 

いままで煩わしかった海外送金や海外からの着金も、最近では安価な海外送金サービスがあるため、比較的簡単にクロスボーダーの資金移動が可能です。どれも日本に居ながらサービスを受けられるものばかりです。

30年後、国力がどうなっているかは誰にもわからない

通貨の価値は国力を表すものといえます。これからますます超少子高齢社会へと向かい、労働人口の減り続ける日本の通貨は、いまと同じような価値を保てるでしょうか。アメリカでは未来永劫インフレーションが続くでしょうか。中国はこれからも急激な経済成長を続けるのでしょうか。

 

すべて誰にもわからないことであるので、通貨のポートフォリオを組む必要があるのです。また、老後資産形成は長期戦になるため、そのときどきの時流に合わせてポートフォリオを組み替える柔軟性も必要です。

 

日本人の金融リテラシーは低いと言われますが、老後資産形成のためにはそろそろポートフォリオを真剣に考えなければならない時期かもしれません。

 

金融商品でポートフォリオを組めない方でも、通貨という視点でポートフォリオを組むことで、日本が衰退したとしても資産を守ることができるかもしれません。

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