70代、やっと住宅ローンを完済しても…立ちはだかる“次の問題” (※画像はイメージです/PIXTA)

日本の持ち家率は6割超え。マイホーム志向が低下しているとはいえ、「家を買おう」と奮闘する日本人は多く存在します。しかし家は「買ってしまえばそれで終わり」というものではありません。国土交通省の統計資料から、「昨今のリフォーム事情」を紐解いていきます。

新築一戸建て「30年後にはリフォーム」は必須だが…

43歳の会社員。世帯平均年収は738万円で、念願の新築一戸建てを4606万円で建てる。銀行から3409万円の住宅ローンを借り、返済期間は30年ほど……。

 

国土交通省『令和2年度住宅市場動向調査』からみえる、新築一戸建てを建てた方の平均像です。月々10万円強の返済が終わる頃には70代。定年を迎え、公的年金を頼りにして暮らす日々……そんなときにようやく、住宅ローンから解放される、というのが、一般的といえるわけです。

 

しかし家にかかる支出はこれだけではありません。もちろんローン返済中にも、屋根や外壁など、定期的に修繕を行う必要はありますが、築30年を超えた高齢夫婦の住まいとなると、それなりのリフォームを考えたくなるはずです。

 

前出の調査によれば、リフォームする住宅の平均築後年数は築25.5年。「初めてのリフォーム」が最も多く、36.5%。一方で「5年以内にリフォームをしたばかり」である人が「初めて」に次いで26.2%もいます。こまめな修繕が家を長持ちさせるコツと言われますので、これは納得の結果でしょうか。

 

ローンを完済した頃には高齢となった方々は、その後の自分たちが快適に暮らせるようにリフォームを考えることも多いでしょう。リフォームの動機として「家族や自分の老後に備えるため」は8.0%、「介護のため」は3.8%。

 

調査の実施された令和2年度は家にいる時間の長くなった年なので、年齢が若くともリフォームを行った方は多いはずです。今後、老後に備えたリフォームはますます増えることが予想されます。

 

高齢者対応設備が整備されている割合をリフォーム前後で比較すると、個々の 設備でリフォーム後の整備率が高くなっており、「手すり」は14.5%から 22.5%へ、 「段差のない室内」は8.5%から11.7%へ、「廊下などが車椅子で通行可能な幅」は6.2%から7.0%、「浴室・トイレの暖房」は11.2%から16.7%へ、「それらすべてを満たす世帯」は2.2%から2.7%となっています。

 

「リフォーム資金の平均」は181万円。そのうち「平均借入金」は41万円、「平均返済期間」は13.6年です。その多くを「民間金融機関」か、「住宅金融支援機構」から借り入れています。

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