「経済の千里眼」の異名を持ち、コロナ禍でも10倍株を次々と見つけ出してきた投資家・菅下清廣氏は、著書『2022年版 投資家が選ぶ「成長株」50銘柄』で次のように述べます。「今こそ成長株投資を学びなさい」――。成長株と聞くと、リスクが大きい、初心者には難しいというイメージを抱く人もいるでしょう。しかし大失敗する人は「明らかな失敗ポイント」を着実に踏んでいるというのが実態です。その失敗ポイントを知るだけでも、リスクは大幅に抑えることができます。今回は成長株投資の勝敗を分ける「売買のタイミング」について見ていきましょう。
「成長株投資」勝負の分かれ目…「買うべき銘柄、売るべき銘柄」の決定的違い (※写真はイメージです/PIXTA)

投資の勝敗を分ける「損切り」の判断

■トレーダーなら株価の推移を

本稿では、成長株投資をする際、どのようなタイミングで株を買い、株を売るのか、あるいは損切りするのかといった具体的な手法について説明していきます。

 

そもそも成長株投資には、二つのやり方があります。

 

一つは私のように、日々チャートを見ながら売買を行う方法。早ければ数日、あるいは2~3週間、どんなに遅くても数週間ぐらいの間に売買するというやり方です。

 

私は投資家ですから、そういうタイムスパンで売り買いをしています。もし、その間動かなかったり、下がったりしたら、早めに次々と乗り換えていくという、やや投機的な手法です。いわゆる「スイングトレード」という手法です。

 

■働きながら投資する場合、「購入後しばらく放っておく」のも選択肢の一つ

でも、働きながら投資をしている方はずっと株価の推移を見ているわけにもいかないというのが実際のところです。そこで、もう一つの方法です。もちろん、下がったら損切りしないといけませんが、成長株を購入して、ある程度放っておくというのもやり方なのです。実際、ネットショップ開設サービスを手がけるBASEなどは、半年放っておいたら20倍になっています。

 

そこまではいかないまでも、1年で2倍、3倍になっているような銘柄はゴロゴロしています。つまり、トレーダーのように頻繁に株価の動きを見張るわけにはいかないので、「これだ!」と思った銘柄を買ったら、しばらく放っておくと腹を決めるのも選択肢の一つということです。

 

ただし、「これだ!」と思ったものが「これじゃなかった…」となる場合もよくあります。そんなときは悠長なことは言っていられません。間違ったものに投資していることがわかったら、すぐに損切りの判断をするようにしましょう。これが、特に初心者にとっては最も難しいポイントですが、損切りができないと投資で勝つことは難しいと言えるほど、大切なポイントです。