(※写真はイメージです/PIXTA)

サラリーマンを中心とした不動産投資初心者の方に、大人気の「ワンルームマンション投資」。読者のみなさんも一度は営業を受けたことがあるのではないでしょうか。営業マンから説明されるたくさんのメリットは、実際のところ信じてよいものなのか…、実態をみていきましょう。

「港区のワンルームマンション」価格と賃料は…

参考までに、港区のワンルームマンションの情報をみてみます。

 

不動産価格は新築ワンルームで450万円/坪であるのに対し、30年以上経過したワンルームの不動産価格では250万円/坪となり、不動産価値が45%下がっています。

 

一方、賃料は新築ワンルームで13万円/月であるのに対し、築30年以上経過したワンルームでは10万円/月となり、23%下がることになります。

 

ワンルームマンション投資はわずかな自己資金と信用という名の不動産ローンで成り立つ投資。30~35年間毎月賃料収入から返済していく、超長期投資です。いま東京の都市部でワンルームマンション投資をするとほとんどの場合で、ほぼ収入を得られないか、手出しの資金が必要になります。

 

不動産投資の主たる目的は、安定したインカムゲインと将来のキャピタルゲインです。ワンルームマンション投資のすべてが悪いわけではありませんが、不動産投資の目的を達成できる物件を慎重に選んで、投資の判断をしなければなりません。

 

 

***

 

次回はたびたび議論の題材となっている「老後に備えるなら持ち家か、賃貸か」について解説します。

 

 

村上 年範

クレディ・テック株式会社 代表取締役

 

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