(※写真はイメージです/PIXTA)

西海岸屈指のテック系企業に人気エリア・シアトルの不動産投資について、シアトルで不動産リアルターとして活躍している女性・森田さんとともに、アメリカ不動産コンサルティングを展開する村上年範氏が解説していきます。

「購入しやすいエリア」と「いまが売り時のエリア」

村上 けれど、物価的に一番購入しやすいのはカークランドですよね?

 

森田 エリアによるのですが、テナント層が読みやすいという意味ではベルビュー、シアトル、ダウンタウン、クイーンアンがいいと思います。しかし、暴挙デモがあったので、シアトルからベルビューやカークランドから移ってくる方もとても多くいます。

 

それと、コロナが始まってからダウンタウンなどのアパートに住む方は他の人とエレベーターを共有してはいけないという本土独自のルールがあって、エレベーターに一人しか乗れないこともあります。

 

そういった影響もうけて、アパートタイプに住んでいる方は、イーストサイドの戸建てを買ったり、戸建ての賃貸をしたりなど、ライフスタイルが変わってきました。イーストサイドはコロナの前から人気ですが、さらに人気が爆発しているような感じです。

 

村上 非常に値段が上がったと聞きました。

 

森田 価格が跳ね上がって、どこの物件も5~7日以内に市場から消えています。

 

村上 もしかして、そのあたりの物件所有者は売り時だったりするのですか?

 

森田 そうですね! 私のお客さんでも売ろうとしている方がいます。

シアトルの不動産価格

村上 続いて、価格のお話をお願いします。

 

森田 今回ご案内するのは、西海岸の大都市をピックアップして、サンフランシスコ、サンノゼ、ロサンゼルス、シアトルと、中間成約価格の推移です。これはやはり、ダントツでサンフランシスコが高く、続いてサンノゼ、ロサンゼルス、シアトルとなっています。

 

全都市、すごく人気があるのですが、中でもシアトルは伸びしろがあることがわかります。

 

村上 先にも触れましたが、シアトルはやはりサンフランシスコの倍ですよね?


 

森田 そうですね! たしかにその通りです。

 

村上 コロナの影響で若干価格が落ちそうですけれど、さほど落ちてはいないというのが現状でしょうか?

 

森田 逆に価格は上がっています。コロナ関係なしに不動産を購入される方にとってみると、コロナによるダメージはほぼ無いようなものです。やはりTech系の企業の方が多いこともあり、ほとんど打撃を受けず、逆に今は金利も安いのでこの時期に購入したいという方もとても多いです。

 

村上 ありがとうございます。

次ページニュースでは「物件の供給過多」ともいわれるが…

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