
積立NISAをどこの金融機関で始めようか迷ったとき、積立NISAで口座数トップの「楽天証券」は有力な選択肢の一つです。
本記事では、楽天証券の積立NISA口座をネットから開設する場合の流れと留意点について解説します。
1. 楽天証券で積立NISA口座を開設する流れ

楽天証券に口座を開設して、新規で積立NISAを始める流れは、次の通りです。
- メール登録
- 本人確認
- お客様情報入力
順番に解説します。
1. メール登録
まずは、楽天証券のサイトから「いますぐ口座開設(無料)」をクリックします。
すでに楽天会員の人は「楽天会員の方」を選ぶと、住所などのすでに登録されている情報が反映されます。楽天会員ではない人は「楽天会員ではない方」を選び、メールアドレスを入力して「同意のうえ、送信する」をクリックしましょう。
2. 本人確認
メールが送られてくるので、記載されたURLから「本人確認書類の選択」に進みます。
本人確認に必要な書類は、「運転免許証」もしくは「個人番号カード(マイナンバーカード)」(紙の通知カードは不可)。どちらかを選択するとQRコードが表示されるので、スマホで読み取り、本人確認書類と顔写真の撮影に進みます。
指示に従って、写真をアップロードしましょう。
3. お客様情報入力
次に、氏名や性別、生年月日、住所などの必要情報を入力します。
すると、次の6つの項目について質問されるので、積立NISAの口座を開設することが目的であれば、以下の通りに選択しておくことをおすすめします。
①「確定申告が不要」特定口座(源泉徴収あり)
特定口座(源泉徴収あり)を選ぶと、証券会社が納税を代行してくれるので、確定申告が不要になります。
②「つみたてNISAを開設」
現在申し込み手続きをしているのは、通常の株式取引などを行う「総合口座」です。「積立NISA口座」も同時に開設しましょう。
③ 楽天銀行口座「申込む」
楽天証券は楽天銀行とい相性がよく、口座を連携(=「マネーブリッジ」)すると、楽天銀行から楽天証券に24時間無料で入出金できます。また、楽天銀行の普通預金金利が、300万円までは年利0.1%(税引前)になります(2022年4月より)。
④ iDeCo(イデコ)「申込まない」
「申込む」にチェックをしても、すぐには手続きは始まりません。あとから申込むこともできるので、とりあえず「申込まない」を選択しておきましょう。まずは、確実に積立NISA口座を開設することを優先させます。
⑤ 楽天FX口座の申込「申込まない」
FXは、積立NISAとはまったく別の手法です。投資経験を積んでから開設しましょう。
⑥ 信用取引口座の申込「申込まない」
信用取引口座を開設すると、入金している金額の約3.3倍の株式取引ができるようになります。その分リスクも大きくなるので、初心者にはおすすめしません。
以上、6つの項目を選択してパスワードを設定し、「重要書類への同意」をすると、口座開設の申し込みは完了です。
審査が行われるので、待ちましょう。審査結果は、申込時間にもよりますが、最短で翌営業日にメールで送られてきます。
2. 楽天証券の積立NISAの初期設定

審査に通ったら、楽天証券からメールで「ログインID」が送られてきます。これで、総合口座の開設は完了です。
ログインして「ご登録はこちから」をクリックすると、次の項目を初期設定する画面が出てきます。
- 暗証番号設定
- 投資経験に関する複数の質問に回答
- 勤務先登録
勤務先を登録する必要がありますが、在籍確認のために電話がかかってくることはないので、ご安心ください。
そして、「NISA・つみたてNISA口座でお取引いただけます」というメールが届いたら、積立NISAの設定ができようになります。