(※写真はイメージです/PIXTA)

2020年5月に金融商品取引法が改正されて誕生した「デジタル証券(ST:セキュリティトークン)」は、ブロックチェーンで管理されるデジタル金融商品のことを指します。デジタル証券の市場規模はまだ小さいものの、尋常ではないスピードで成長しはじめていると、PayPay証券の創業メンバーで現在はHash DasH株式会社取締役の三好美佐子氏はいいます。「デジタル証券」の可能性と投資環境の未来について、三好氏が解説します。

この世のすべてのモノに「デジタル化」の可能性

ST、デジタル証券の強みは、あらゆる事業を有価証券にできることにあります。「ダイヤモンドなどの宝石・貴金属」「ブランド牛を生まれてからレストランに卸すまで」「キャラクター、映画、ゲームなどのパテントを使った展開」など様々なものをビジネスとして、出資者を募ることができます。

 

そこに、SDGs(持続可能な開発目標)や地方創生をテーマとして盛り込むこともできますし、デジタル証券には募集額の上限がないことから、たとえば「商店街の端から端までまるごと活性化プラン」など、社会的に意味の深い投資商品を世の中に広めることもできるでしょう。


このように、この世の価値あるすべてのモノ・コトにデジタル化の可能性があります。日本でも世界でも生まれたばかりのデジタル証券。これから大きく広がっていく波の端緒を、今を生きる私たちは目撃しているのかもしれません。

 

成長の波に乗るか、波に飲まれるか、できれば前者でありたいものです。

 

三好 美佐子

Hash DasH株式会社

取締役

 

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