世間のイメージは間違いだらけ?腰痛に関する「6つの誤解」を専門医が解明

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世間のイメージは間違いだらけ?腰痛に関する「6つの誤解」を専門医が解明
(※写真はイメージです/PIXTA)

「腰痛」は日常生活において身近な症状です。しかし、身近な症状だからこそ世間には「都市伝説」のような誤った情報が溢れていると、アレックス脊椎クリニック院長の吉原潔氏はいいます。腰が悪い人は重いものを持ってはいけない、天気が悪いと腰痛が悪化しやすい、などの説は本当なのでしょうか、みていきましょう。

誤解5.天気が悪いと腰痛が悪化しやすい

腰痛に限らず、昔から天候と痛みには相関関係があるといわれています。自分の痛み具合で、天気予報が可能という人もいます。

 

しかし、温度、湿度、気圧など様々な観点から研究がなされましたが、これを統計学的に証明した研究報告はいまのところありません。

 

誰でも、天気がよければ気分も晴々するけれども、天気が悪いと気持ちがダウンすることが多いのではないでしょうか。通り雨の瞬間だけ痛くなり、雨が止むと痛みが取れることもないように思います。

 

ただ、逆の立場から、天候と腰痛は関係ないと証明した研究もありません。もしも、気持ちの切り替えで痛みが変わるなら、気持ちはいつも前向きに持っていたいものですね。

誤解6.腰痛でコルセットをつけると筋肉が弱る

腰痛でつらいときにコルセットをつけると、多くの場合、動きが楽になります。痛みに応じて日常生活を送るために、痛みの強い時期にはコルセットを装着するのがよい方法だと思います。

 

しかし、コルセットをつけると筋肉が弱るので、つけたくないという人が後を絶ちません。コルセットで痛みが軽減するならば迷わず使いましょう!

 

コルセットの有無にかかわらず、姿勢を保つために腹筋や背筋は絶えず働いているのです。したがってコルセットをつけたからといって、大きく筋肉が弱ることはありません。

 

実際、コルセットをつけても、前屈や後屈はもとより、体をひねることも可能ですよね。「痛いのに筋肉が弱るからといってコルセットをしない」よりも「コルセットをしないせいで痛くて体を動かせない」ほうがよっぽど筋肉が弱ります。

 

ましてギックリ腰のような急性の腰痛で、短期間のコルセット着用ならば、筋力が弱ることはまずないでしょう。

 

長期間(主に3ヵ月以上)のコルセット着用は、確かに問題があります。それはコルセットをつけていることが問題なのではなく、3ヵ月もの長い期間にコルセットを外せるように腹筋や背筋を鍛えてこなかったことに問題があるのです。

 

腰痛の人は症状が軽減したら、腹筋や背筋を鍛える必要があることを忘れないでください。

 

 

吉原 潔

アレックス脊椎クリニック 院長

 

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本記事は、最先端の「自分磨き」を提供するウェルネスメディア『KARADAs』から転載したものです。