
年収1,000万円は、サラリーマンにとって一つの到達点といえます。とはいえ…。「高給取り」の実情を見ていきましょう。
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「年収1,000万円超えプレイヤー」はどこに住みたいか
不動産テック総合サービス「RENOSY(リノシー)」を運営する株式会社GA technologies[GAテクノロジーズ]が発表した、『年収1,000万円超えプレイヤーが選んだ「住みたい街ランキング2022 by RENOSY』の結果は下記のとおりだ。
1位・・・赤坂(港区)
2位・・・三田(港区)
3位・・・六本木(港区)
その後、4位「勝どき(中央区)」、5位「神宮前(渋谷区)」、6位「小石川(文京区)」、7位「西新宿(新宿区)、8位「上大崎(品川区)」、9位「恵比寿(渋谷区)」、10位「西麻布(港区)」と続く。
タワーマンション(以下、タワマン)、そしてなんと言っても港区の人気の高さが一目でわかる。昨年の同調査「1位南麻布(港区)、2位新宿区(新宿区)、3位勝どき(中央区)」と比較しても、港区はさらに躍進した結果となった。
同調査は、RENOSYに掲載された東京23区の賃貸物件のうち、年収1,000万円以上の物件成約者数をエリアごとに集計したものである。
「年収1,000万円超えプレイヤー」はどんな職業に就いているのだろうか?
国税庁の調査によると、所得税納税者を対象に「給与所得1,000万円以上」と申告している人は、256.1万人ほど。全体の4.8%になる。
ちなみに厚生労働省『令和元年賃金構造基本統計調査』によると、平均年収が1000万円を超える職種は129職種のうち3職種。「航空機操縦士」「医師(勤務医)」「大学教授」と、名を見ただけで高給取りとわかる職業が並ぶ。
年収の天井は計り知れないが、「年収1,000万円」というのは日本のサラリーマンが憧れるひとつの目標といえよう。煌びやかな街のタワマンで暮らし、悠々自適な勝ち組生活……と思いきや、実はそうでもない。年収1,000万円の手取り額を見ると実態が明らかとなる。