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「アップルウォッチ」なら経費になる可能性アリ
ちなみに、ブランドものと経費の話では「腕時計は経費になる?」という質問をよく受ける。
残念ながら、腕時計は厳しい。なぜなら、仕事以外の時も使うため、仕事に必要と言い切れないから。
ただ、アップルウォッチは経費になる可能性がある。
アップルウォッチは、ウォッチという名前がついているけど、機能はiPadやiPhoneと同じで電話もメールもスケジュール管理もできる。
デジタル化時代だし、出先でメールなどを見る機会も増えていることを考えれば、仕事に必要なものと認められて当然である。
「ウォッチ」という名前じゃなく、スモールPCとかウェアラブルPCみたいな名称だったら、多くの人が迷いなく経費で落としているだろう。
フェラーリもランボルギーニも「仕事用」なら経費
「ヴィトンのバッグは経費になる」
セミナーなどでこの話をすると「スーツは?」「外車は?」「フェラーリは無理でしょう?」などと聞かれることが多い。
フェラーリはさすがに無理? 税務否認される?
いや、大丈夫。事業で使っているなら経費(減価償却)になる。実際、知り合いの社長で、ランボルギーニを経費で落としている人もいる。
そもそもフェラーリが経費として否認される理由はなんなのか。「仕事用ではない」とみなされるから。では、仕事用の定義とはなんなのか。
よく聞くのは「4ドアじゃなきゃダメ」という話。理由は「お客さんを乗せるから4ドア」。
確かに、お客さんを乗せるなら4ドアのほうが便利。でも、車の用途はお客さんを乗せることだけじゃない。荷物を載せるために車が必要な業種もある。
例えば、軽トラック。軽トラは2ドア。そして、どこから見ても「仕事用」。つまり、ドアの数は仕事用かどうかの判断基準にはならないということ。
スポーツカーでもオープンカーでも高級車でも外車でも、どんな車かは重要ではない。経費になるかどうかの論点はただ一つ。仕事で使っているかどうか。
仕事で使うなら、堂々と経費で落とそう。ただし、車は固定資産。高級で高額な車であるほど手持ちの現金が減る。そのため、現金残高の管理は十分に注意しよう。
菅原 由一
SMGグループ CEO
SMG菅原経営株式会社 代表取締役
SMG税理士事務所 代表税理士
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