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「介護される側になったら…」と考える人がまだ知らない、複数の怖い事実

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「介護される側になったら…」と考える人がまだ知らない、複数の怖い事実 (※写真はイメージです/PIXTA)

日々発表される統計や調査の結果を読み解けば、経済、健康、教育など、さまざまな一面がみえてきます。今回は、「介護の実情」についてみていきます。

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映画『ファーザー』が見せた「認知症発症者の世界」

いずれ直面する介護問題。厚生労働省『令和2年 簡易生命表』によると、日本人の平均寿命は男性81.64歳と前年から0.23歳増、女性は87.74歳と前年から0.29歳増と、過去最高値を更新しました。比喩でもなんでもない人生100年時代が、もうそこまで迫っています。

 

長寿化に伴って避けては通れないのは、介護の問題。時間・資金繰りに余裕をもった準備をしたいところですが、そう上手くはいかないものです。

 

『令和元年版 高齢者白書』より、介護が必要になった原因について見てみると、最多は「認知症」18.1%。「脳血管疾患(脳卒中)」15.0%、「高齢による衰弱」13.3%、「骨折・転倒」13.0%と続きます。男女別に見ると、男性は「脳血管疾患(脳卒中)」(24.5%)、女性は「認知症」(19.9%)が多くなっています。

 

認知症。当事者にならない限りイメージが難しいものですが、たとえば最近ではアンソニー・ホプキンスの主演映画『ファーザー』(The father)が話題になりました。本映画、「認知症を発症した側」の立場から物語が進んでいきます。

 

「家に見知らぬ男が入ってきた」「と思ったらそれは娘の夫だった」「ここは私の家ではないと言われた」「帰ってきた娘の顔に見覚えがない」「見覚えのない娘に事情を説明していたら『私は離婚している』と言われた」という一連の主人公の混乱を、わずか数十分、怒涛の勢いで視聴者は体験します。何が本当かわからない認知症当事者の世界に、圧倒された人も少なくないでしょう。

「誰に介護をお願いしたいか」への回答には男女差が

「介護する側」「される側」、双方への深い理解と支援が求められています。そこで前述の調査より、55歳以上の人に介護を頼みたい人について尋ねたところ、男性の場合は「配偶者」が56.9%と最多。「ヘルパーなど介護サービスの人」22%、「子」12.2%と続きます。一方女性の場合、最多となったのは「ヘルパーなど介護サービスの人」39.5%。「子」31.7%、「配偶者」56.9%と続いており、男女差が際立つ結果となっています。

 

では実際の数値はどうなっているのか。厚生労働省の『2019年 国民生活基礎調査の概況』より介護者の状況について見てみると、要介護者等と「同居」が 54.4%で最も多く、次いで「別居の家族等」が13.6%となっています。

 

主な介護者の内訳について見てみると、介護者は、「被介護者の配偶者」が一番多く54.9%。次に「被介護者の子供」31.6%、「別居の家族等」13.6%、「事業者」12.1%、「子供の配偶者」7.7%と続きます。事業者を利用している介護者は少数であることが見て取れます。

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