(※写真はイメージです/PIXTA)

データを使って投資戦略の有効性を確認し、でき上がったプログラム=botを、仮想通貨取引所のシステムに載せて自動で運用させる……。仮想通貨で日給300万円もの稼ぎを生み出しているrichmanbtc(リッチマンビーティーシー)氏。本記事では、botterとして急成長を遂げた同氏が、億単位の資金凍結に直面した事件を語る。

絶句「法令により出金制限」あっでも思い当たる節が…

■再度の問い合わせにも説明はなし――8日目

1週間、待ちました。この取引所が使えないのなら、別の取引所に資金を移してトレードしたいのですが、出金さえもできません。音沙汰はまったくなしです。しびれを切らして、再びコールセンターに電話しました。すると、担当者から次のような答えが返ってきました。

 

「ご迷惑をおかけして、大変申し訳ございません。現在、お客様の口座は法令により出金制限をさせていただいております」

 

法令⁉ 私はてっきり口座凍結されたのは取引所の社内規定(問い合わせのメールには速やかに返信しなければならない、とか)によるものと思っていたので、〝法令により〟と言われたのは意外でした。もちろん「何の法令ですか⁉」と聞きましたが、それについてはまた「お答えできない」です。

 

ここで、私には1つ思い当たる件がありました。

 

実は、こちらの取引所に口座開設した時、私は他県に住んでいました。その後、東京都に戻っていたのですが、うっかり住所変更の登録を忘れていたのです。口座凍結された原因がそれかもしれないと、すぐにマイページから変更しようとしたのですが、画面にはロックがかかっていて変更できません。

 

口座開設時にはマイナンバーも登録しているので、それによって税法上の何かを逃れることはありませんが、現住所が不正確なのが原因だとすると、行政への問い合わせ(住民票との照合など)が必要になるかもしれないので日数がかかっているのかなと思ったのです。

 

ですが、担当者は「もちろん正しい現住所を登録していただかないといけないのですが、今回の口座凍結はその件とは関係がありません」ときっぱりと言われました。

次ページ口座凍結の原因は、「年末のひと工夫」だった?

本記事は書籍『日給300万円のSS級トレーダーが明かす botterのリアル』(幻冬舎MC)より一部を抜粋、再編集したものです。

日給300万円のSS級トレーダーが明かす botterのリアル

日給300万円のSS級トレーダーが明かす botterのリアル

richmanbtc(リッチマンビーティーシー)

幻冬舎MC

「botter(ボッター)」になれば、月収1億も夢ではない。 過去の価格データをコンピュータに読み込ませ、AIによる機械学習で〝勝てる投資戦略〟を探し出す。それに基づいて発注するプログラム〝bot〟を作り、仮想通貨の取引…

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