※画像はイメージです/PIXTA

今年5月、フィリピンで大統領選挙が行われます。投資適格国第1位、という称号を得た国のトップを決めるだけあり、世界の投資家からも注目されています。現状の選挙戦についてみていきましょう。

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    フィリピン大統領「ロドリゴ・ドゥテルテ」の功績

     

    米国『U.S. News & World Report』誌2018年版の「投資するのに適した国々(Best Countries to Invest In)」という記事において、ナンバー1に選ばれた「フィリピン」。投資対象として世界1位という座を得たフィリピンには、多くの海外マネーが流入しました。現在はコロナ禍で以前ほどの勢いは失っているとはいえ、アフターコロナを見据えて再び海外投資家が戻りつつあるようです。

     

    そんなフィリピンでは今年、大統領選挙が行われます。その結果によって国の今後も、投資環境も左右するビッグイベントとして、世界の投資家からも熱視線が注がれています。

     

    フィリピンの大統領は、国民の直接選挙で選ばれ、1期6年。多選はできないとされています。現職のフィリピンの大統領であるロドリゴ・ドゥテルテは、第16代大統領。麻薬撲滅や政治腐敗への対応などで度々強権的手法が物議を醸してきましたが、経済政策は一定の成果をおさめ、フィリピンは順調に経済成長を遂げています。

     

    【フィリピンの名目GDPの推移】

    2001年 78,921米ドル (1,004米ドル)

    *******************

    2005年 107,422米ドル (1,261米ドル)

    *******************

    2010年 208,369米ドル (2,237米ドル)

    *******************

    2015年 306,446米ドル (3,039米ドル)

    2016年 318,627米ドル (3,108米ドル)

    2017年 328,481米ドル (3,153米ドル)

    2018年 346,842米ドル (3,280米ドル)

    2019年 376,823米ドル (3,512米ドル)

    2020年 361,489米ドル (3,323米ドル)

     

    出所:国際通貨基金(IMF)より

    ※(かっこ)内は一人当たり名目GDP

     

    特に知られているのが、「ビルド・ビルド・ビルド」と呼ばれる大規模なインフラ整備計画。6年間で約8兆ペソ、日本円にして約17兆円を投じて、首都圏の交通網や空港等の整備を行ってきました。

     

    大規模なインフラ整備は前政権でも民間資金を活用した官民連携方式で進めようとしましたが、民間事業者の選定などに時間がかかり、成果は芳しくありませんでした。そこでドゥテルテ大統領は公共投資とODAによる借款を併用する方式で進めた結果、雇用の創出、国民所得の向上、経済成長、そして投資環境の強化と、多大な成果をあげました。

     

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