(画像はイメージです/PIXTA)

精神科医で心理学者のアドラーは「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と説き、お金や病気、老いの悩みも対人関係から生じていると断定しています。40代で豊かな人間関係に恵まれている人はシニア世代になっても心豊かな日々を送る確率が高いという。

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「いい人=人間力が高い」というわけではない

▼浅く生きる人=人間味が薄い

 

私は1990年代から、人間学に大いに関心を持ち、人間力研修の企画を考えました。

 

当時、人間力というと少し宗教くささを感じさせて、大手企業では敬遠されがちなフレーズでした。

 

人間力を「リーダーシップ」と言い換えながら一所懸命、啓蒙に努めていました。

 

ところが、ときが流れて、今や多くの人々が「大切なのは人間力」と口にする時代となり、あのトヨタ自動車のTVコマーシャルでも「人間力」を謳っています。

 

そもそも人間力とはなんでしょうか。

 

ひとつは「生きる力」です。

 

本来、人は生き抜く力を与えられているはずなのに、現代社会はそのエネルギーが枯渇気味です。

 

もうひとつは「人間的魅力」です。

 

世の中には和食、中華、イタリアンなどおいしいモノがあふれていて、それぞれうならせる味があります。ところが一番、味わい深いものは「人間味」なのです。

 

その人の生きざまが表れる人間味を磨くことが大事です。

 

断っておきますが「いい人=人間力が高い」というわけではありません。いい加減でダメなところ満載でも魅力的でおいしい人がたくさんいます。

 

その人からなにか与えられるモノを感じると魅了されるのが人間の心理であり、真理なのです。

 

与えられるモノとは、愛情、優しさ、思いやり、元気、愉しみ、チャンス、時間など無数にあるのです。

 

人は相手からなにかを与えられると「あぁ、この人、魅力的!」と思う根本的な習性を持っています。

 

人生、生きる力と人間的魅力があれば、どんな時代になってもどこで暮らしても絶対に大丈夫です!

 

次ページ「人間の悩みはすべて対人関係の悩み」という真実

※本連載は松尾一也著『40代から深く生きる人、浅く生きる人』(海竜社)の一部を抜粋し、再編集したものです。

40代から深く生きる人、浅く生きるひと

40代から深く生きる人、浅く生きるひと

松尾 一也

海竜社

気がつけば最近、たのしいと感じる瞬間がなくなっている。モチベーションがあがらない、人間関係に疲れている。就寝する頃には自分が完全に電池切れ、燃料切れになっている……。 最近の自分、ヤバくないっ!? それを特に…

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