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40代後半「非正規男性」の悲鳴…“団塊ジュニア”が直面した、正社員との残酷な給与格差

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40代後半「非正規男性」の悲鳴…“団塊ジュニア”が直面した、正社員との残酷な給与格差 (※写真はイメージです/PIXTA)

「働きたくても働けない」。年齢別の給与額を見れば、中高年男性の厳しい実態が明らかになっています。総務省『労働力調査(詳細集計)』(2021年7~9月期平均結果)より見ていきましょう。

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中高年の平均給与「400~500万円」だが

国税庁『民間給与実態統計調査』(令和2年)では、年齢別の平均給与が明らかになっています。その結果は下記のとおり。

 

【年齢別平均給与・男女計/全体平均433万円】

20~24歳・・・260万円

25~29歳・・・362万円

30~34歳・・・400万円

35~39歳・・・437万円

40~44歳・・・470万円

45~49歳・・・498万円

50~54歳・・・514万円

55~59歳・・・518万円

60~64歳・・・415万円

65~69歳・・・322万円

70歳以上・・・285万円

 

給与額のピークは50代後半であることがわかります。働き盛りの若い世代は、「これから頑張って働き続ければお金も順当に増えるのかな」と、少し明るい気分になるデータでしょうか。

 

他方、中高年の間では「世代内格差」が問題視されている現実があります。就職氷河期に直面した団塊ジュニアの方々は特に、正規・非正規の強烈な格差を痛感していることでしょう。

「正規の従業員の仕事がないから」…40代男性の悲鳴

「就職氷河期」。今でこそ誰しもが知っている言葉ですが、政府が本格的な就職氷河期世代の支援を始めたのは2019年のこと。翌年、新型コロナが爆発的に感染拡大したことを踏まえると、やはり「不遇の時代」は今なお続いていることは想像に難くないでしょう。

 

そして就職氷河期の先陣を切った世代、団塊ジュニア。第2次ベビーブーム世代のことを指します。おおよそ1971年~74年生まれであり、現在47歳~50歳の方々です。

 

団塊世代(1947~1949年生まれ)の親のもとに生まれ、度重なる不況に苦しめられてきた団塊ジュニア。ひとつ前の世代はバブル期であり、売り手市場のなかで勤め先を決めたものですが、子ども世代の彼らは厳しい生活を余儀なくされました。

 

団塊ジュニア、上記の表では平均給与498万円もしくは514万円ということですが、総務省『労働力調査(詳細集計)』(2021年7~9月期平均結果)を見れば、45~54歳の非正規数は他の世代に比べて最多の431万人。

 

非正規となった理由については「自分の都合のよい時間に働きたいから」121万人、「家計の補助・学費等を得たいから」108万人、「正規の職員・従業員の仕事がないから」53万人「家事育児・介護等と両立しやすいから」64万人、「専門的な技能等を活かせるから」21万人、「通勤時間が短いから」17万人、となっています。

 

ただ、上記は男女合計のアンケート。働き方の多様化が進んではいますが、女性の場合、家事をしながらパートで働く、という選択肢を取るのも一般的です。

 

そこで男性に限ったアンケート結果を見ていくと、最多となったのは、「正規の職員・従業員の仕事がないから」の18万人。中高年の非正規の多数が、「正社員になれなかった」という事実が露わになっています。続いて「自分の都合のよい時間に働きたいから」14万人、あとの選択肢はすべて1ケタ万人を推移していました。

GGOとは、GENTOSHA GOLD ONLINE(幻冬舎ゴールドオンライン)の略称。『あなたの財産を「守る」「増やす」「残す」ための総合情報サイト』を掲げ、企業オーナー・富裕層を主要読者ターゲットとして運営している(写真は編集長の立本正樹)。

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