主な軍用地の「相場の倍率」は?実際のデータを紹介
さて、先ほど出てきた「倍率」は軍用地を購入するうえで、必ず押さえておかなければならないポイントです。軍用地を購入するうえで、誰もが一番気にする指標がこの「倍率」ではないでしょうか。「倍率」とは今の販売価格が1年間当たりの地料の何倍なのかを示したものです。たとえば極東最大の基地である嘉手納飛行場や那覇市に所在する自衛隊基地などの返還されにくい施設、牧港補給地区などの返還を見越した開発計画のある施設は、他の施設よりも高い倍率で取引されているようです。
この「倍率」は、物件情報を収集してリスト化することで相場の感覚を養っていくことができます。たとえば、A社から出た嘉手納飛行場の物件情報は65倍で300万円、B社からは58倍で1000万円、C社……というように情報を蓄積していく作業を行うのです。そうすることでその施設の販売価格帯の相場が何倍なのかがだんだんと分かってきます。
図表1に私が収集したデータから割り出した主な米軍基地・自衛隊基地の相場の倍率の一覧表を掲載しておきます。不動産業者に相談する前に、まずはイメージをつかんでから具体的な相談をするといいでしょう。
注目のセミナー情報
【資産運用】5月8日(水)開催
米国株式投資に新たな選択肢
知られざる有望企業の発掘機会が多数存在
「USマイクロキャップ株式ファンド」の魅力
【国内不動産】5月16日(木)開催
東京23区×新築×RC造のデザイナーズマンションで
〈5.5%超の利回り・1億円超の売却益〉を実現
物件開発のプロが伝授する「土地選び」の極意