(※写真はイメージです/PIXTA)

経営者が、後継者への事業承継のタイミングを決めきれず、気づいたら「手遅れ」状態になっていることは多々あります。会社のために身を引く形をとりつつも、事業に携わり続け安心できる事業承継の「仕掛け」を、相続終活専門協会・代表理事の貞方大輔氏が解説していきます。

業績を伸ばす「攻め」と、事業承継という「守り」

こうして「仕掛け」を残して対策は完了となりました(黄金株という手段も検討しましたが、デメリットを考えると自分には不向きかな?と思い、導入を見送りました。黄金株の詳細は、今回は割愛します)。

 

優秀な経営者には自分の会社の成長だけでなく、自らの引き際もよく考えられている方が多いのです。田中さんはこう言います。

 

「会社の業績を伸ばすことは攻めだよね。会社の事業承継はどちらかというと守りかな? でも攻めも守りも両方大事だから、僕は対策を取ったんだ。極端な話、自分の子供よりかわいいと言っても過言でない会社を守るためにも、事業承継は『未来への布石』だと思うんだよね」

 

 

 

貞方 大輔

一般社団法人相続終活専門協会 代表理事

株式会社アレース・ファミリーオフィス 取締役

 

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