(※写真はイメージです/PIXTA)

マンション購入者が必ず直面する「大規模修繕」。月々積立金を徴収されている以上、「誰が何をするのか?」を把握しておくことは重要です。グランドネクスト株式会社代表・小島優一氏が事例をもとに解説していきます。

余分な費用負担を防ぐ「大規模修繕」2つのポイント

◆マンション大規模修繕の注意点

いずれの施工業者に大規模修繕を依頼したとしても、中抜きやリベートの発生を完全に防ぐことは不可能です。しかし、依頼する際に少し注意するかしないかで、その率を下げることが可能です。

 

大規模修繕の注意点

 

最後に、大規模修繕を計画する際の注意点を2つご紹介します。

 

【大規模修繕の費用相場と内訳を把握しておく】

大規模修繕計画を立てる際は、事前に工事費用の相場額と必要となる工事内容を調べておくようにしましょう。そうすることによって、施工業者が出してきた見積もりが妥当かどうかをチェックすることができます。

 

また、施工業者から出してもらった見積もりは、費用総額だけでなく内訳を確認することが大切です。不要な費用が含まれていないか、内訳に不明な点がないかをしっかりと精査して見積もりを比較しましょう。

 

【第三者にチェックをしてもらう】

マンションの大規模修繕コンサルタントやマンション管理士など、中立な立場の第三者を間に入れて大規模修繕を進めてもらうのも一つの手です。コンサルタントへの報酬は発生しますが、無駄に高い工事費用を払うリスクが少なくなります。

 

また、マンションに合った施工業者が選定しやすくなり、管理組合の負担削減にもつながるといえるでしょう。コンサルタントを選ぶ際には、費用だけでなく、これまでの実績や評価もチェックすることがおすすめです。

 

◆まとめ

マンションの大規模修繕は、区分所有者の大切な資産であるマンションの寿命や資産価値を左右する大切な工事です。管理組合の理事会には、これまでの修繕積立金が正しく使われ、きちんと工事されるかどうかをチェックする責任があります。

 

大規模修繕を成功させるためには、施工業者選びが重要です。迷った際にはコンサルタントなどの第三者に相談すると安心といえます。

 

 

小島 優一

グランドネクスト株式会社

 

 

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