中国・韓国よりも低い性能…「日本の住まい」が寒すぎるワケ 写真提供:HAN環境・建築設計事務所

「日本の住宅性能は先進国では最低レベルだ」と聞くと、驚く方も多いのではないでしょうか。一流と呼ばれるハウスメーカーですら、他国の性能基準に満たない住宅を新築しているという実態があります。ここでは、住まいるサポート株式会社代表取締役の高橋彰氏が、「後悔しない住まいづくり」に必要な2つの知識を紹介・解説していきます。

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“一流”の住宅ですら、性能が低い日本のハウスメーカー

後悔しない住まいづくりのため、建てる前にぜひ、認識しておいていただきたいことが2つあります。1つ目は、我が国の住宅の断熱・気密性能は、先進国中で最低水準にとどまっているということです。

 

我が国で「普通に家を建て、家を買う」と、他の国では考えられないような低性能な家になってしまいます。しかもこれはローコストメーカーに限ったことではなく、高級イメージがあり、一流と呼ばれるハウスメーカーに対してもいえることなのです。

 

筆者が経営する会社は、「結露のない健康・快適な住まいづくり」のサポートを行っており、性能にこだわっている工務店・ハウスメーカーを厳選して、一般の方々に無料でご紹介する、マッチングサービスを中心とした「住まいづくりのサポートサービス」をおこなっています。

 

おそらく日本で唯一、提携する工務店・ハウスメーカーの性能に基準を設けており、高気密・高断熱住宅を建てている会社としか提携しないというスタンスでサービスを提供しています。

 

当社が定めている提携基準は、性能にこだわっている専門家からすれば、緩すぎるのではないかといわれるレベルだとは認識しています。ですがそのレベルであっても、ハウスメーカー大手10社のうち、提携基準を満たしている会社は「1社」しかありません。残り9社は当社の考え方からすると、性能が十分ではないのです。

 

日本で他の先進国並みに十分な性能の家に住みたいと思ったならば、施主が性能にこだわって、工務店・ハウスメーカーを選ばなければなりません。

 

ブランドイメージに流されると、後悔することになる可能性が高くなります。

 

最近は、そのことに気づいた消費者が増えてきていると感じています。ですが中には、気づくのが少し遅く、「一流」ハウスメーカーと契約し手付金を支払った後に、住宅性能の重要性やその会社の性能不足に気づく方もいらっしゃいます。

 

数百万円の手付金を放棄して、当社にご相談に来られる方々は決して少なくありません。そうした事態を避けるべく、ぜひ、最初に性能にこだわることの必要性、重要性をご認識いただきたいと思います。

住まいるサポート株式会社 代表取締役
一般社団法人日本エネルギーパス協会 広報室長 

神奈川県出身。東京大学修士課程(社会人特別選抜 木造建築コース)に在学中。千葉大学工学部建築工学科卒。リクルートビル事業部、UG都市建築、三和総合研究所、日本ERIなどで都市計画コンサルティングや省エネ住宅に関する制度設計等に携わった後、2018年に「高性能な住まいの相談室」を運営する住まいるサポートを起業。

日本でトップクラスの性能を誇る住宅会社を厳選して提携し、消費者に無料で紹介する等、住まいづくりのサポートを行うサービスを提供。

また、横浜市住宅政策課主催のセミナーや毎日新聞社主催のセミナー等、多数のセミナーに登壇、メディアへの出演など、高性能な住まいづくりに関する情報発信に積極的に取り組んでいる。

住まいづくりを考えている方々への情報発信を通して、ひとりでも多くの方が、住宅の性能に関する基礎知識を持つようになり、他の先進国並みに「結露のない健康・快適な家」を普及させることを目標としている。

住まいるサポート株式会社ウェブサイト:https://sml-support.com/

著者紹介

連載人生の質(QOL)が激変!性能にこだわった住まいづくりの知識

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