当たり前だけど気づかない…ドラックストアが「道行く人に商品を買わせる」言われてみれば結構すごい方法

当たり前だけど気づかない…ドラックストアが「道行く人に商品を買わせる」言われてみれば結構すごい方法
(※写真はイメージです/PIXTA)

「そういえばトイレットペーパーを切らしていたな。買って帰るか」……街を歩いているとき、ふと思い立ったことはありますか。もしかしたら、看板の“不思議なパワー”に引き寄せられたのかもしれません。本記事では、看板製作会社「有限会社オチスタジオ」の代表・越智一治氏が、看板に秘められたマーケティング戦略について解説していきます。

恐ろしい…世の人が知らない悪質業者「媒体屋」の存在

特に駅前や通り沿いに出す看板は、店前の看板よりも見る人との距離が遠くなります。遠ければ遠いほど小さな文字は読みづらくなるため、情報は絞り込むことが重要です。

 

また、ロードサイドや線路沿いの看板は時速数十kmで通り過ぎながら見るものです。移動中の人の目に留まるようなデザインの工夫も重要ですし、目に留めた人に伝えたいことを一瞬で伝えられるように、情報を絞り込み、コピーを練る必要があります。

 

看板戦略としては、ロードサイド、線路沿い、歩くスピードが速い街中の看板などは必要最低限の情報に絞り込み、伝えきれなかった情報は、店前の看板などで補足するといった組み合わせを考えることも重要です。

 

ちなみに、お店から離れた場所に建てる看板は、基本的には他人の土地を借りて建てることになります。その際に注意したいのは、看板設置を依頼する業者の選定です。

 

というのも、看板業界には「媒体屋」と呼ばれる悪質な業者がいるからです。

 

例えば、顧客である店や会社から土地のレンタル料として媒体料を徴収したにもかかわらず、そのお金を媒体屋が地主に支払わず、トラブルになることがあります。地主からのクレームが店や会社に来ることもあります。無用なトラブルを避けるためにも、業者の選定は慎重に行うべきです。

 

 

越智 一治

有限会社オチスタジオ 代表取締役

※本連載は、越智一治氏の著書『看板マーケティング戦略』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

看板マーケティング戦略

看板マーケティング戦略

越智 一治

幻冬舎メディアコンサルティング

ピーター・ドラッカーは、マーケティングの理想は「販売を不要にすること」であると言いました。 つまり、営業マンが売り込みに走り回らなくても、商品やサービスが「自ずから売れるようにすること」が究極のマーケティングだ…

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