(※写真はイメージです/PIXTA)

「老後2000万円問題」が話題となったことからもうかがえるように、今、多くの日本人が老後生活に不安を抱えています。「『公的年金』だけでは老後の資金が足りない…」、そこで注目される「企業型確定拠出年金」「個人型確定拠出年金」とはどんなものなのか、企業年金コンサルタントの細川知宏氏が解説していきます。

「確定拠出年金」「確定給付年金」の違いまとめ

●確定拠出年金:確定拠出年金法を根拠とする私的年金で、企業型確定拠出年金と、個人型確定拠出年金(iDeCo)とがある。

 

●確定給付年金:確定給付の仕組みを用いた年金一般を指す。確定給付企業年金、国民年金、厚生年金、厚生年金基金、生損保の個人年金などがある。

 

企業型確定拠出年金と確定給付企業年金の違いの1点目は、先に見たように、「掛金が決まっているのか、給付金が決まっているのか」という点です。

 

2点目の大きな違いは、拠出した資産をだれが運用管理するのかという点です。

 

●企業型確定拠出年金:資産は加入者(年金を受け取る個人)が、個人口座で管理・運用する。

 

●確定給付企業年金:加入者全員分の資産を、企業がまとめて管理・運用する。

 

 

細川 知宏

企業年金コンサルタント

※本連載は、細川知宏氏の著書『社員を幸せにしながら社長の資産を増やす方法』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

社員を幸せにしながら社長の資産を増やす方法

社員を幸せにしながら社長の資産を増やす方法

細川 知宏

幻冬舎メディアコンサルティング

社員の退職金・年金を「見える化」し、社長の老後資金も増やせる⁉ 中小企業だからこそ活用できる「企業型確定拠出年金」を徹底解説。 本書では、大手証券会社勤務を経てIFA(金融商品仲介業者)となり、数々の「企業型確定…

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