平均収入「月36万円」だが…「もっと少ない」日本人の悲劇 (※写真はイメージです/PIXTA)

コロナ感染拡大が落ち着きを見せ、衆議院選挙も終わった現在。改めて労働者の生活について見ていきましょう。本記事では、「日本人の生活のリアル」について、国税庁『民間給与実態統計調査』(令和元年分)などをもとに解説していきます。

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世帯主の収入「38万6,971円」…豊かに生きられるか

少子高齢化が長らく問題視されている日本社会。出生数は右肩下がりに減少し、平成28年以降は100万人を下回って推移しています。

 

2020年の厚労省の発表によると、直近の出生数は過去最少の86万5239人。そして2021年は過去最低値をさらに更新、81万人程度になると予測されています(日本総研調べ)。

 

DINKs(Double Income No Kids…共働きで意図的に子どもを作らない夫婦のこと)という言葉も広く知られるようになった今、「夫婦2人で生きる」は当然の選択肢として存在しています。一方で、「お金がなくて子どもは考えられない…」と嘆く声も少なくありません。

 

10月8日発表の総務省『家計調査(二人以上の世帯)2021年(令和3年)8月分』によると、勤労者世帯の実収入は1世帯あたり平均「55万5,009円」。前年同月比で5.4%増加しています。一方の消費支出の平均は「26万6,638円」。こちらは前年同月比で3.0%の減少になりました。

 

勤労者世帯の収入について詳しく見ていきましょう。「55万5,009円」のうち、世帯主の収入が「38万6,971円」、配偶者の収入が「8万2,716円」となっています(そのほか定期収入や他の世帯員収入についての項もありますが、ここでは割愛します)。

 

消費支出の内訳を見てみると、食費が「8万1,412円」ともっとも大きなウエイトを占めており、交通・通信費が「3万7,731円」、教養娯楽が「2万5,155円」と続きます。教育費は「7,423円」になっており、2ヵ月ぶりの実質増加となりました。

 

55万円の収入に、26万円の支出。この数字だけで言えば、月30万円程度は自由に使えるお金があり、豊かに暮らせそうに見えますが、現実はそう簡単な話ではありません。

GGOとは、GENTOSHA GOLD ONLINE(幻冬舎ゴールドオンライン)の略称。『あなたの財産を「守る」「増やす」「残す」ための総合情報サイト』を掲げ、企業オーナー・富裕層を主要読者ターゲットとして運営している(写真は編集長の立本正樹)。

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