(※画像はイメージです/PIXTA)

インターネットが生活インフラとなったいま、クリニックの経営戦略にもネット対策は欠かせません。より多くの患者に見つけてもらい、選ばれるウェブサイト制作は重要です。腕に自信がある医師であっても、患者に存在を知られなければ、それは大変もったいないことです。自身もクリニックを経営する医師でありながら、経営戦略ビジネスも展開する蓮池林太郎氏が解説します。

Googleのコアアップデートで、検索上位から陥落

あるターミナル駅近くで開業しているクリニックの例です。院長がネットに詳しく、ウェブサイトには500ページほどの大量の記事が掲載され、PV(ページビュー)数は月間50万もありました。患者さんの来院も多く、複数の医師を雇用していたそうです。

 

しかし、ある日突然Googleのコアアップデートが起こり、上位表示されなくなってしまいました。その結果、サイトのPV数は月間5万にまでに激減してしまったそうです。

 

「地域名+科目名」でも上位表示はされていたのですが、1位だったところが5位にまで急落し、1日の新規患者数も大きく減りました。

 

患者さんが減っても、人件費や家賃を減らすわけにはいきませんから、結果的には売上が3分の2になり、利益だけが激減することになってしまいました。

 

恥ずかしながら、実はその院長というのは私自身のことなのですが、患者数が激減したときはかなり落ち込みました。ネット集患はGoogleの手のなかにあるということを痛感しました。

ネット集患がメインとなる地域への開業は、覚悟が必要

ネット経由中心に来院がある地域へ開業するということは、新規開業した競合がネットに強い、あるいは、自身のクリニックがなんらかの要因でGoogleに評価されなくなってしまうなど、常に「ネット経由の来院が減る」リスクにさらされています。

 

ネットの上位に表示されるかどうかで業績も大きく変化してしまうため、その覚悟を持って開業するべきでしょう。

 

 

蓮池 林太郎
新宿駅前クリニック 院長

 

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